温泉めぐり

社長の温泉めぐり02 亀嵩温泉(玉峰山荘) 島根県奥出雲町

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私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。

今回、2か所目は、島根県奥出雲町の「亀嵩温泉」です。訪問日は、2009年10月25日です。

この温泉は、平成12年に協和地建コンサルタントが温泉開発(調査・掘削)を担当させて頂いた温泉です。恥ずかしながら、風呂には今回初めて入りました。

亀嵩温泉は、古くから温泉地として知られていましたが、奥出雲町(旧仁多町)において町おこしの一環として再開発を行い、新泉源の掘削と新たな施設整備をされたものです。また、この亀嵩は、松本清張の「砂の器」の舞台としても有名ですが、私が説明するまでもありませんので詳細は省きます。

玉峰山荘

玉峰山荘

泉質は、アルカリ性単純泉で、湯あがりに肌がつるつるになる、いわゆる“美人の湯”と言われるタイプです。花崗岩から湧出する場合にはこの泉質になるケースが多く、山陰地域ではよくみられる泉質です。お湯は無色透明ですので、一般のお風呂感覚に近く、誰にでも“入りやすい温泉”と言うことができるでしょう。

お風呂の特徴は、大きな露天風呂です。

まず、露天風呂自体が広い。長方形で大型の風呂からは庭園が見渡せ、浴槽のふちと床面をほぼ同じ高さとすることで、開放感を感じさせる造りになっています。露天風呂と言えば、岩風呂風の造りで内湯とは趣を変えたり、こじんまりとしていることも多く、人が多いと入りにくかったりします。しかし、ここの露天風呂は広いのでゆったり入れますし、一人で入れば非常に気分が良さそうです。非常に新鮮な印象でした。

内湯には、ジェットバス、打たせ湯、水風呂、サウナなど、ひとしきり揃っており、“そつがない施設”という印象です。アルカリ性単純泉は通常の風呂に近いので、こういった多彩な風呂を作りやすいのでしょう。

洗い場は隣との仕切りが大きめでしっかりしている点が特徴です。シャンプー、リンス、ボディソープと一式揃っています。なお、私は石鹸派なので、ボディソープに加えて石鹸も置いてあると完璧でした。また、脱衣場もゆとりがあり、また清潔感が高いのが印象的でした。入った当日は日曜日の午後でしたので、かなりの人出でしたが、脱衣場や洗面所が清潔な状態に保たれていたのは好印象でした。

お湯のお風呂以外では、サンドバス(砂風呂)もあります。体験はしていませんが、最近は岩盤浴流行りなので、差別化になってよいのではないかと思いました。

この施設は出来てから既に10年近く経ちますが、館内は非常に新しく、きれいに保たれている印象です。宿泊施設も併設しており、食事も評判が高いようです。今回は日帰りでしたので、機会があれば宿泊し、食事なども楽しみたいものです。

みやげもの屋も充実していますし、ロビーも広々して高級感があります。さらに、フィットネスやマッサージなど、ゆっくり滞在しながら温泉を楽しめる施設となっています。なんでもありの昔ながらの温泉施設と言う見方もできますが、個々の設備やサービスに古臭さがなく、若い人から高齢者まで、幅広く受け入れられる“品のよさ”のようなものがあると感じられました。

ロビーの様子

ロビーの様子

島根県東部から広島県などからの近距離で手ごろな温泉地として使い勝手の良い施設であると感じます。事実この施設の利用者は大変多く、駐車場も県内・県外多様なナンバーの車で一杯でした。

近接地には道の駅「奥出雲 酒蔵交流館」もあり、地酒を中心にしたお土産物も物色することができます。私は日本酒をあまり飲まないのでテンションが上がりませんが、当日も、玉峰山荘から出てきた車がここに立ち寄り、お酒をはじめとした土産物を物色する方をたくさん見かけました。近くにあると立ち寄りやすいですね。

当社がお手伝いさせて頂いた亀嵩温泉玉峰山荘、皆さんもぜひお出かけ下さい。

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