温泉めぐり

社長の温泉めぐり05 多岐いちじく温泉 島根県出雲市多岐町

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私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。

5か所目は、島根県出雲市多岐町の「多岐いちじく温泉」です。訪問日は、2009年11月23日です。

多岐いちじく温泉は、出雲市多岐町に施設があります。いちじくは、出雲市多岐町の名産で、温泉名もそれにちなんで名づけられたようです。

多岐いちじく温泉

多岐いちじく温泉

この温泉の特徴は、2つの泉源を有していることです。男湯と女湯でそれぞれ異なる泉源のお湯を使用し、男湯と女湯を毎日入れ替えることで、日替わりでそれぞれの泉質が楽しめるということが大きなセールスポイントです。ホームページによれば、元々1つ目の泉源で運営していた施設をリニューアルする際に、新しい泉源を開発したという経緯のようです。

2つの泉源は泉質が異なり、また、いずれも成分濃度が高い温泉です。しかもかけ流しでそれぞれ別の浴槽(男湯・女湯)で使っているようなので、温泉開発に携わっている者からすると、非常に贅沢な温泉と言えます。

入浴料は大人400円という設定です。私の入った日は、海神の湯(第2号泉)が男湯だったので、そちらに入りました。泉質は、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉で、塩味の強い温泉です。

浴室の入口

浴室の入口

浴槽内部は、大浴槽と薬湯のみのシンプルな造りです。大浴槽の一角にジェットバスのような形で泡が吹き出ているところがあります。2箇所から泡が出ていますが、その間隔が狭く、仕切りもないので、実際に2人並んで使うのはやや厳しい印象でした。薬湯は、多岐町特産の“いちじく”の葉などを浸したもので、匂いは独特でしたが嫌みもなく、薬効も高いようです。外には露天風呂があります。これは庭園風の造りで、大きさは中規模でしょうか。

洗い場は、浴槽を囲むように配置され、計15箇所ありました。隣の洗い場との仕切りがあります。リンスインシャンプー、ボディソープが備えてあります。

脱衣場も非常にきれいで清潔に保たれています。洗面台も5箇所あり、すべてドライヤー付きでした。また、洗面台前には全面が大型の鏡になっており脱衣場の雰囲気を広々とした、高級感あるものにしています。特に女性には好印象ではないかと思います。

館内は、広々としてロビーのほか、みやげ物の売店、マッサージチェアの並んだリラックスルーム、畳の休憩室などがあります。また、同じ建物内にレストランが併設されていますが、ここは、入浴料を払って一旦館内に入ってから利用することもできますが、外からも直接入れる構造になっています。宴会場などもあり、このレストランの厨房で食事を準備するようです。

ところで、2つの異なる泉源を使用しているのがこの温泉施設の特徴と書きましたが、私は、このブログを書くためにいちじく温泉のホームページを確認していて、はじめて気が付きました。施設では、このことはあまりアピールされていません。地元の方はご存知なのかもしれませんが、もっとアピールしたらよいのにと思いました。

2つの異なる泉質の温泉が楽しめます。でも、2回行かないと両方楽しめないのは、いいような、悪いような。ですが、非常に贅沢で近くに住む人がうらやましい、魅力的な温泉だと思います。

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