温泉めぐり

社長の温泉めぐり 2011年総括 ~泉質、たたずまい、美肌~

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温泉めぐりのブログも、この年末までに通算39箇所となりました。しかし、2010年末でも28箇所、つまりこの1年で11箇所しか増えていません(^_^;)。昨年も年末に一年の総括をしたので、今年もと思い数えてみると年間11箇所。月1箇所も回れてません。あまりの少なさに“総括”するのがはばかられる思いですが、最後のブログのネタと思っていたので、何とかまとめてみたいと思います。

振り返ると、ブログを始めた当初は何をネタに書いていいか分からず、しかたなく?温泉を巡っていた時もありました。それが今では色々と活動の幅が広がり、ネタも増えた反動で温泉巡りの記事が相対的に少なくなりました。この間、温泉に行ってない訳ではないのですが、地元の八雲温泉玉造温泉など、これまでブログで記した温泉であったりして、あえて記事にしていないという面もあります。

ともかく、今回は2011年の総括として、この1年に廻った温泉の中から、泉質、たたずまい、美肌、の3つの観点で1つずつ選んでみました。

1.これぞ“温泉”という泉質 ~えんや温泉~

泉質では、島根県出雲市の「えんや温泉(ニューウェルシティ出雲)」です。

この温泉は濃いです。成分濃度の濃さは島根県内随一。泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、成分分析表によれば成分総計20.19g/kg、詳しくない方はあまりピンと来ないかもしれませんが、かなりの濃さです。ただ、いくら濃い温泉といっても、何にでも効果が期待出来る訳ではありません。この泉質による入浴の適応症は、切り傷・火傷や慢性皮膚病などが主なところです。これらの症状に対しては、より高い効果が期待できると考えられます。一方で、ともかく濃度が高いので、“湯あたりしやすい”温泉です。例えば、人によっては、塩化物泉などの保温効果の高い泉質だと、体が温まりすぎて熱が出たような症状を示す場合場あります。非常に成分濃度の高い貴重な温泉です。温泉に興味のある方には、ぜひ一度体験してみて頂きたいですが、前述のとおり、人によって合う・合わないがあります。高濃度の温泉だからこそ、有効な入浴方法を自分なりに見出しながら入られることをオススメします。

えんや温泉~ニューウェルシティ出雲の1Fにある

2.鄙びた温泉地のたたずまい ~三瓶温泉(鶴の湯(薬師湯))~

“たたずまい”という観点からは、「三瓶温泉 鶴の湯(薬師湯)」です。

温泉地のたたずまいを味わうというのも、温泉入浴の大きな魅力の一つです。三瓶温泉 鶴の湯(薬師湯)は、三瓶温泉街ほぼ中央部に位置する公衆浴場。古き良き時代のたたずまいを残す施設です。まさに公衆浴場というのがピッタリ。お風呂は内湯だけで、洗い場らしきスペースもわずか。目を引くのが洗い場に大量に掛け流されている源泉。毎分2500リットルという豊富な湧出量を活かし、贅沢に掛け流されているようです。この大量のかけ流しの源泉で頭や体を流すのがここの入力スタイルのようです。古き良き時代を思わせる内外観と、この豪快なお湯の使い方が、温泉地の風情と相まって非日常感を高めます。なお、この施設は以前経営難に陥り、一時は閉鎖の話もあったようですが、地元の方々が出資者として参画したり、様々な経費削減に取り組まれたりして経営を立て直し、運営を続けられているという施設です。そういったまちづくりの観点からも注目し、みなさんに利用してもらいたい温泉です。

鶴の湯~ひなびた雰囲気がよくでている

3.温泉と言えばやはり“美肌” ~岸本温泉ゆうあいパル~

”美肌”という観点からは、「岸本温泉ゆうあいパル」です。

温泉と言えば健康、そして“美肌”です。美肌を売りにした温泉は数多くあります。島根県内でいえば、玉造温泉はもちろん、日本三大美人の湯「湯の川温泉」、日本三大美肌の湯「斐乃上温泉」など女性の方は要チェックの温泉が多数あります。その中で、今回選ぶのは鳥取県米子市の「岸本温泉ゆうあいパル」です。この温泉は、アルカリ性単純泉でph9.2とアルカリ度が高めです。それだけでも美肌効果の期待できる温泉ですが、おすすめするのはそれプラス、この施設にある「雪肌サウナ」です。雪肌サウナ、それは、室内が0℃に保たれた山陰地区唯一の“冷たいサウナ”で、温泉入浴、そして熱いサウナの後に入るとことで、肌を引き締め、美肌効果をより高めることができるそうです。また、この施設は、島根系品質研究会でお世話になっている、株式会社さんびる さんが指定管理で運営されており、笑顔で温かみのある接客、来場者を飽きさせない行事やイベントなど、手作り感満載の運営面も魅力な施設です。

ゆうあいパル~なかなか立派な外観

温泉は、その地域の地下から湧き出る貴重な資源です。地域によって多様に活用され、絶対的に良い温泉も悪い温泉もありません。すべて貴重な地域資源なのです。温泉開発にたずさわる者として、温泉の魅力や効果をもっと知ってもらい、様々な温泉がその特性を活かし、地域の役に立つことを願っています。今年は回った数が限られたのですが、あえて3つ選んでみました。ご覧頂いている方の参考になれば幸いです。来年も、島根県内に限らず、頑張って色々な温泉を巡っていきたいと思います。

〔2011年温泉巡り一覧〕

39 比田温泉(湯田山荘) 島根県安来市広瀬町

38 皆生温泉(日帰り温泉オーシャン) 鳥取県米子市

37 三瓶温泉(鶴の湯(薬師湯)) 島根県大田市三瓶町

36 塩屋天然温泉 ほの湯 広島市佐伯区楽々園

35 皆生温泉(おーゆ・ランド) 鳥取県米子市

34 隠岐温泉GOKA 島根県隠岐の島町

33 出雲平成温泉(出雲保養センター) 島根県出雲市

32 みとや深谷温泉(ふかたに荘) 島根県雲南市三刀屋町

31 えんや温泉(ニューウェルシティ出雲) 島根県出雲市

30 岸本温泉(ゆうあいパル) 鳥取県伯耆町

29 ゆだに温泉(弥山荘)その2 島根県川本町

 

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