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新年のご挨拶 “強み”に特化し、存在価値を明確化

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新年あけましておめでとうございます。本年も協和地建コンサルタントをよろしくお願い致します。

新年冒頭、当社では全役職員を集め、来年度以降の経営方針および収支計画について説明を行いました。その内容には大幅な経費削減策が含まれており、役員にとっても、職員にとっても厳しいものだったと思います。ショックを受けた職員も多かったのではないでしょうか。

ですが、役員も職員も、まず実情、実態を直視しなければならないと考え、あえて、今まで職員にはあまり説明されていなかった社内外の実態を細かく説明しました。

島根県下で公共事業を主体に事業を展開している会社は多かれ少なかれ似た状況にありますが、当社は特に厳しい外部環境・内部環境におかれています。同業他社の中にはこの厳しい時代を見据え、入念に準備を行い、この局面に対峙している会社もあります。それに対して当社はほとんど備えゼロという状況です。このようなことを書くと会社の信用にかかわりますが、正直ビックリします。

そんな事情もあり、昨年の一時期、私は非常に悲観していました。

そんなとき、ある人から「いやいや社長やるなら初めからするな。男に生まれたのなら、何かを成し遂げてみたいと思わないのか。目標をもってやれ。」と叱咤激励されました。それで少し気持ちが変わり、どこを見ないといけないのか分かってきました。

確かに業況はかんばしくありません。しかし、私が社長に就任してからの9カ月で感じたのは、「当社の技術が他社に敗れたわけでも、お客様から不要とされたわけでもない。」ということです。

協和地建コンサルタントの技術力、ノウハウ、実績、そして、それらが生み出す良質な成果は、多くのお客様から必要とされ、信頼されているという実感があります。その必要とされ、信頼されている源泉は何なのか、それこそが当社の“強み”なのでしょう。それを明確化し、協和地建コンサルタントという会社の存在価値を明確化させることが私の当面の仕事ではないかと考えています。

そうした考え方のもと、今一度営業体制を強化して仕事を確保し、少ない受注・売上でも利益の出せる経営体質をつくり、当社の強みとする分野に着目した事業領域の拡大や新規事業の開発などを進めることで、この局面を乗り切る、新しい会社の形が見えてくるのではないかと感じています。

今年は、それを実現するための様々な取り組みを実行していく年と位置づけています。

威勢のいいことを書きましたが、実情はそう簡単ではありません。本日社内に説明した経営方針でも、様々な経費削減策を打ち出しており、職員のみなさんに負担を求める内容が多くありました。もちろん不満の声も出ました。

全ての経費削減策が実施できるかどうかは今後の職場との調整にもよります。私としては理解を求め、受け入れてもらいたいと考えています。ですが、いずれにしても、様々な施策を講じ、そして業績を好転させるという結果を出さない限りは、職場から本当の理解は得られないとも認識しています。

私は昨年の3月までサラリーマンでした。結果も求められましたが、仕事に取り組むプロセスや経緯なども評価してもらえました。しかし、経営者は「結果が全て」です。

その言葉を今一度肝に銘じ、この一年を乗り切っていきたいと考えています。

以上、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。

今年一年、そしてその先も、協和地建コンサルタントをよろしくお願い致します。

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