協和地建コンサルタントは、2010年4月13日に、ハートフルしまね(島根県公共土木施設愛護ボランティア支援制度)の愛護団体に認定されました。当社が担当する施設は、島根県の管理する国道432号のうち、松江市八雲町日吉の約700mの区間です。
これまで、2010年4月23日(金)、5月28日(金)、10月29日(金)に活動を行い、今回、第4回目の活動を行いました。これまでこの区間でも活動は、歩道に生えている草取りを中心に作業してきました。第3回目の活動においてもそうでしたが、今回の活動は既に11月末ということもあり、草の勢いもかなり弱まってきています。
この時期は、天気も不安定ですが、今回は雨の中での作業、しかも、本降りのさなかでの作業となりました。中止も考えましたが、冬場に枯れた草が歩道脇から生えているというのは、非常に殺伐とした、寂れた感じがしてマイナスイメージ大です。先送りしてもますます寒くなる一方なので、作業してしまいました。いずれにしても、このタイミングで草取りをしておけば、冬の間は草も生えないでしょうから、歩道の景観も比較的良好に保たれるのではないかと思います。しかし、雨の中やるものではないですね。役職員のみなさん、雨の中ありがとうございました。お疲れさまでした。
さて、今回で今年度予定していた4回の作業を終了しました。
年間4回ですから、わずかな作業量ではありますが、単なるごみ拾いだけでなく、歩道脇の草を丁寧に取っていく作業は予想以上に時間もかかりました。また、刈り取った草がまた生えてくるという“いたちごっこ”の様相を呈し、どうも効率的な作業になっていないというのが反省点です。今年度の経験を踏まえ、来年度の活動に向けた計画・実施上の留意点を次のように考えています。
1.生育の最盛期を避ける
夏場など、草が最も勢いよく茂っている時期は、草の茎も根も成長して丈夫です。このタイミングで草を取ろうとすると、非常に労力がかかり、また、刈り取った草も大量になって処理が大変になってしまいます。このため、草が伸びはじめたタイミングと、勢いが弱まったタイミングが、草取りの適期ということになります。その時期に作業を行えば、結果的に効率よく草を除去することにつながります。考えてみれば当たり前のことですが、やってみて分かることもあるものです。
2.根から根絶する
現在、対象としている歩道に生えている草は、主に縁石と歩道の間の隙間から根を張り、アスファルトの奥深くに根が入りこんでいます。このため、小さなものであれば根を引っ張り出すことが出来ますが、大きくなってしまったものは、表面に出ている草を除去するだけで根が残り、結局そこから新しい草が生えてしまいます。かといって、アスファルトを掘り返して根を抜くわけにはいきません。このため、やはり除草剤などで根を枯らさないと根本的な解決になりません。今年は1回使っただけで使用を中止しましたが、来年度、再検討してみたいと考えています。
3.砂だまりを除去する
前述のとおり、草は縁石とアスファルトの間に生えていますが、よく見ると、縁石脇に砂が溜まったところが多くなっています。これは、周辺から風で流されてきた砂が縁石の陰に蓄積し、水を含んだ砂だまりとなり、そこで種が付いて草が育つということだと考えられます。だとすれば、縁石回りに溜まってしまう砂・土を除去することで、草が生えるのを抑制することができる可能性があります。ちょっとしたことですが、そういった草の繁殖場所を元から断つという作業も、来年度取り入れてみたいと考えています。
以上、たかが草取りですが、実際にやってみると色々と分かることがありました。せっかく担当していく区間ですので、出来るだけきれいに、できるだけ効率的に作業ができるよう、さらに工夫した取り組みを行いたいと考えています。