協和地建コンサルタントでは、2009年10月30日(金)に、松江市道路愛護団推進事業として、道路環境の保全活動を実施しました。
松江市道路愛護団事業は、地域住民や市内企業が結成する「道路愛護団」が、道路の除草や側溝の清掃などのボランティア活動を実施し、自らの手で生活道路周辺の環境を良くしていこうとするものです。2009年度で市内180団体(約5000人)が登録されているそうです。
なお、登録後活動した企業に対しては、松江市の建設工事の入札参加資格の格付け加点が行われる予定とのことです。建設事業にかかわる企業にとっては魅力的な話です。正直な話、当社もそれで参加を決定したのですが、昨今はどの会社も業況が厳しいので、そういったメリットが無いと中々参加者が増えないのでしょう。
さて、当社は、松江市八雲町の道路の草刈り・ごみ拾いを実施しました。山間部で周辺にあまり人が住んでいないような路線ですが、この道路沿いには当社の倉庫を設置しています。市道であればどこでもよいので、例えば会社の前面道路でもよいのですが、せっかくやるのであれば、資材の搬入などで地域にご迷惑をおかけしている面もあるだろうということで、この倉庫沿いの道路の除草作業を実施しました。
社内には、日頃から現場での作業や、自宅での農作業などで除草作業に長けた者も多くいますので、草刈りは順調に進みました。しかし、刈った草を集めて処理するという作業が思いのほか大変で、その作業を効率化することが作業時間を短縮化するためのポイントになるなと感じました。次回は、そのあたりを改善し、より早くきれいにできるようにしたいというのが、作業後の感想です。
今回は道路沿道の除草作業が中心でしたが、山間部の道路ですので、草むらからは空き缶や弁当ガラなど、ごみもかなり回収しました。変ったものとしては、アダルトビデオが10本ほど。昔はいかがわしい雑誌などが捨ててあったものですが、最近はビデオのようです。そのうちDVDになるのでしょうか。こういったものが、処分に困って人目に付かないところに廃棄されるのは、いつの時代も変わらないようです。
当社が参加した動機は、松江市の建設工事入札参加資格の格付け加点につながるからということで、純粋なボランティア精神からではありません。純粋な気持ちでこういった活動に取り組まれている方に対してはやや後ろめたい感じもあります。しかし、実際にやってみると、社員総出でこういった作業を行うのも悪くないなと感じました。
同じ会社に居ても、日頃はそれぞれの仕事に従事していますので、社員全員で協力して一つの物事を成し遂げるということは意外に少ないのが実態です。それに対し、終わった後は普段の仕事とは異なる達成感もあるし、良い活動であることには間違いありません。また、なんとなくですが、社内の一体感も高まったような気がします。
地域、そして参加する会社、お互いにメリットのあることではないかというのが初回の感想です。1回きりでは無く、継続することも重要だろうと思います。しかし、毎月やったらちょっと大変です。年に数回とか、負担なく継続できる作業量とのバランスが重要なのだろうと感じたところです。