2009
12.21

社長の温泉めぐり08 旭温泉(あさひ荘) 島根県浜田市旭町

私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。

8か所目は、島根県浜田市旭町の「旭温泉」です。訪問日は、2009年12月18日です。

旭温泉には、1軒の公共浴場と4軒の旅館がありますが、今回訪れたのは、公共施設で日帰り入浴が可能な「あさひ荘」です。

あさひ荘

あさひ荘

あさひ荘は、元々、公共の宿として整備されたもののようですが、現在では日帰り入浴と休憩のみが出来る施設となっています。

旭温泉の泉質は、アルカリ性単純泉で、含有成分については突出したものはありません。しかし、この温泉の特長はアルカリ度の高さにあります。ph値が9.9と高く(ph10以上が“高アルカリ性”でありその一歩手前)、島根県内の温泉では、最も高い値を示しているのではないかと思います。

このため、お湯に入った瞬間から肌にぬめり気が出てくる“美肌効果”が非常に強く感じられます。この感触を味わえる温泉は島根県内ではここだけではないでしょうか。(近傍にある美又温泉もアルカリ度が高いようですが、私は未確認です。)

あさひ荘は、公共の公衆浴場という位置づけで入浴料は大人300円です。手軽に利用できる料金なので、前述の“すべすべ感”をぜひ味わってみて頂きたいと思います。

泉源は1箇所のみで、旅館街に供給されているものと共通です。泉温が低いため、加温・循環式となっています。

お風呂は内湯があるだけで、露天風呂はありません。やや広めのL字型の浴槽があるだけのシンプルな浴場です。やや浅めの浴槽で、少し肩を落とし、足を延ばしてゆっくり浸かれるのがいいと思います。

浴室内の様子

浴室内の様子

洗い場は5か所、ボディーソープとリンスインシャンプーがあります。なお、洗い場のうち3箇所は前面に鏡がありませんでした。

脱衣場はやや狭めです。ロッカーは全て鍵付きのタイプですが、使用料が100円かかります。あらかじめ車に貴重品を置いてから利用するといった工夫もいいかもしれません。

洗面台は1箇所、ドライヤーも1つだけでした。古い施設なので、このあたりの設備面は致し方ありません。割り切った使い方が必要です。

施設の2階は、以前は宿泊用に使用していた部屋があり、大広間のようなスペースもありました。しかし、現在、宿泊は実施しておらず、食事も出していないとのことです。利用したい場合は有料で休憩室として使用できるようで、食事をしたい場合は持ち込みで対応しなければならないようです。お弁当持ち込みという使い方も、手軽で割り切った使い方としていいかもしれません。

旭温泉 温泉街

旭温泉 温泉街

温泉街には、現在4軒の旅館が営業されています。浜田自動車道の旭I.C.が近いこともあり、広島など山陽方面から利用される方も多いようです。旅館に宿泊してゆっくり入湯を楽しむのもよいのではないでしょうか。

今回は、仕事途中に平日の午前中に立ち寄ったのですが、早い時間で、かつ、あいにくの雪模様だったこともあり、利用者の方はいらっしゃいませんでした。施設の古さは隠せませんが、レトロ感ある施設でゆっくり過ごすのも悪くないと思います。

ph値9.9のアルカリ温泉、島根県内の他の温泉では中々味わうことのできない入浴感を体験できる良い温泉だと思います。

2009
12.14

社長の温泉めぐり07 きまち湯治村(大森の湯) 島根県松江市宍道町

私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。

7か所目は、島根県松江市宍道町の「きまち湯治村 大森の湯」です。訪問日は、2009年12月13日です。

この温泉は、「きまち湯治村」と呼ばれる、温泉施設(大森の湯)、レストラン(いろり茶屋)、温水プール施設(宍道町B&G海洋センター)が一体となった、地域住民向けの福利厚生施設の一部です。そのため、入浴料も300円と低額に設定されています。

きまち湯治村入口

きまち湯治村入口

泉質は、低張性アルカリ性低温泉で、成分的には特徴的なものはありません。しかし、アルカリ度はある程度高いようで、いわゆる美肌効果は得られます。なお、この温泉は加温、循環式です。

風呂は、石風呂と檜風呂があって、男湯と女湯が入れ替わるようです。訪問した日は、檜風呂が男湯でした。

浴槽は小ぶりです。檜は浴槽の外側と一段下がった腰かけ部分のみで、床は石材のようですが、数センチから数十センチの玉石が敷き詰められています。露天風呂ではこのようなスタイルを見たことがありますが、内湯では初めてみました。一風変わった雰囲気、入浴憾を得られる特徴的な仕掛けです。

露天風呂もあり、岩風呂ですが、これも小さめです。しかし、腰かけにする石の組み合わせが上手く出来ていて、浅目、深めと色々なつかり方ができるようになっていました。また一人用ですが、ゆっくり横になって湯に浸れるスペースがありました。

サウナも備えてあります。低温サウナだそうで、私はサウナを使わないのでよくわかりませんが、この規模でサウナ付は珍しいので、好きな方にはよいと思います。

洗い場は、浴槽を囲むように8か所あります。ボディソープとリンスインシャンプーがあります。

浴室の空間的な造りですが、風呂の部分を特に天井を高くとり、木の梁をたくさん見せるように作られています。開放感に加えて木の柔らかさを感じることができ、浴室内の雰囲気を非常によいものにしています。

脱衣場はかぎ付きロッカーが限られた数しかないのが欠点です。貴重品は浴室外の貴重品ロッカーを使用します。中も外も、100円を入れて後から帰ってくるタイプです。

洗面台は4か所、いずれもドライヤー付きでした。

浴室入口

浴室入口

この施設は、“湯治村”と名前を付けているように、温泉を利用した後もゆっくり館内で過ごせるように作られています。館内は、濃い茶系の色合いで統一されており、木の素材感を活かした造りで、いわゆる古民家風の雰囲気をもたせようとしています。休憩室は、広い畳部屋に加えてテーブル席のスペースもあり、多様なくつろぎ方ができます。一角にはマッサージコーナーもありました。

また、個室の休憩室がある点も特徴的です。有料で使用することができ、隣接する“いろり茶屋”から食事をとることができます。

レストラン いろり茶屋 入口

レストラン いろり茶屋 入口

レストランは古民家風のつくりで囲炉裏をイメージしたテーブルがおかれ、雰囲気を出しています。外からも直接入れますし、大森の湯の側からも直接入ることができます。地元の食材をふんだんに使った料理が売りもののようです。ちょうど昼時でしたので私も利用してみましたが、日曜日ということもあってか、結構にぎわっていました。

大森の湯は、温泉施設は小ぶりですが、浴室の雰囲気が非常に良いのが気に入りました。

また、豊富な休憩スペースなどとも相まって、休日に家族連れなどで過ごすのに適した施設だと思います。

2009
12.09

社長の温泉めぐり06 湯の川温泉(ひかわ美人の湯) 島根県斐川町

私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。

6か所目は、島根県斐川町の「湯の川温泉」です。訪問日は、2009年12月8日です。湯の川温泉には現在6軒の旅館がありますが、今回訪れたのは、斐川町が整備した公衆浴場「ひかわ美人の湯」です。

この温泉施設は、“出雲いりすの丘”という大規模な公園施設の中にありますが、残念なことに公園は営業を休止しています。入浴施設だけは一時閉鎖を経て管理者が交代し、営業を再開されたようです。

ひかわ美人の湯 入口

ひかわ美人の湯 入口

湯の川温泉は「日本三大美人の湯」と称される温泉です。美人の湯の由来は神話の時代にさかのぼるようですが、具体的にどのあたりが“美人の湯”なのかは気になるところです。

泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉です。成分的には、硫酸塩泉、塩化物泉はいずれも慢性皮膚疾患に効果があるとされていますので一理あります。あとph値は8.4と弱アルカリ性ですので、角質などが落ちるいわゆる“美肌効果”はあるでしょう。といっても、非常に高い値ではありません。ですが、極端にアルカリ性だと肌質によっては入浴出来ない人も出てきます。人をあまり選ばない、バランスのとれた泉質が“美人の湯”といわれるゆえんでしょうか。

今回のお風呂は、公共の公衆浴場ですが、入浴料は大人500円です。近傍の松江市の温泉施設に比べると少し高い値段設定です。泉源は、温泉街に供給されているものと同じですが、一部を除いて循環式となっています。

お風呂の入り口

お風呂の入り口

まず内湯ですが、こじんまりしています。洗い場は8か所、ボディーソープとリンスインシャンプーがあります。これといって特徴のない風呂という印象で、これで500円は厳しいのではないかと思っていました。

ところが、露天風呂に出ると、それまでの印象は一変します。

ここは露天風呂の温泉です。広さは内湯の3倍、いや、もっとあろうかという大きさです。

庭園風の造りですが、とにかく広いので、自分の好きな場所でゆっくりできます。露天風呂と言うと、内湯よりも狭いのが一般的ですから、人が多いと居場所に困ることもありますが、ここではそういった心配は一切不要です。

うたせ湯もあり、かなり高い位置から大量のお湯が出ているのが豪快です。一角には、源泉かけ流しの浴槽があります。源泉そのままなので、少し温度が高めです。大露天風呂とこちらの風呂を入れ替わりで入るのもいいと思います。

内湯が小さめなだけに、露天風呂の大きさが引き立ちます。ちょっとした驚きでした。

脱衣場は濃い茶系の落ち着いた色合いでまとめられており、趣があります。ロッカーは全て鍵付きのタイプです。洗面台は4箇所、ドライヤーも各洗面台に配置されています。(故障なのか、一か所だけドライヤーが外された跡がありました。)

その他、温泉施設内には、1階にレストラン、2階に休憩コーナーがあります。レストランは、隣接する“いりすの丘”が一望できそうな場所にあります。残念ながら私が行った時はすでに日が暮れて外はよく見えませんでした。きっと眺めがいいと思います。2階の休憩コーナーは、解放感があってゆっくりできそうないい雰囲気です。こういった部分は充実しています。

2階の休憩コーナー

2階の休憩コーナー

ただし、入浴料を支払う受付からしばらく奥にあり、レストランだけの利用ができるのかどうは不明です。ちなみに、スペースの有効利用なのか、受付の奥に地元野菜の直売コーナーがあり、一風変わった印象を受けました。

今回は、仕事帰りに平日の夕方行ったのですが、私が帰るときにも家族連れが数組入れ替わりで入って行きました。

「露天風呂の温泉」、その解放感とぜいたく感は一度体験してみる価値があると思います。

2009
12.01

島根県技術士会 産学交流会「技術的発想力を発揮しよう!」

今年4月から島根県技術士会に入会し、同青年部の活動に参加させて頂いています。

島根県技術士会 http://peshimane.s3.zmx.jp/

この度、島根県技術士会青年部会の主催で、平成21年11月28(土)に、平成21年度島根県技術士会青年部会企画 産学交流会「技術的発想力を発揮しよう!」が開催されました。

この企画は、平成19年年度から島根大学、松江高専との産学交流イベントとして実施されているものです。技術者を目指す学生を支援する目的で開催されているものです。

私も、初めて参加させて頂きました。

今回の参加者は、島根県技術士会のメンバーが約20名、島根大学・松江高専の学生が約20名という構成で、約40名の参加がありました。

最初に、技術士会から技術士制度についての説明を行った後、参加メンバーが、7つのグループに分かれてグループ討議などを行いました。事務局のみなさんが知恵を絞って工夫を凝らした趣向を準備して頂き、和気あいあいとしながらも真剣に意見交換する、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

ペーパータワーコンテスト

ペーパータワーコンテスト

今回参加して頂いたのは、島根大学総合理工学部及び松江高専専攻科の学生さんです。いわゆる“理系”の学生さんで、技術系企業へ就職し、活躍される(であろう)みなさんです。中には、我々のような土木系コンサル企業に就職される方もいるかもしれません。

実は、私も島根大学の出身ですが、私が学生の頃には、わざわざ休みの時間を使ってこのような会合に出席しようという発想は全くありませんでした。もっぱらバイトに精を出すぐらいで、先生からの案内でも理由を付けて断っていたことでしょう。そういった過去を振り返ると、このような交流会に出席してみようという、その姿勢にまず感心してしまいます。私は、一応会社の社長なので、今回のように技術系の学生さんと接すると、“この人が当社に来てくれたらどうなるだろう”という感覚で見てしまいがちですが、こういった会に出席しようとする方は、それだけで魅力的に映ります。

今になってはじまったことではありませんが、我々のような公共事業を主体とした企業の経営状態は厳しく、景気低迷も相まって明るい兆しが見えません。当然、新卒採用する余力も中々ありません。聞けば、今年の就職はかなり厳しいようで、高専の専攻科の学生さんは、ほとんどが県外へ就職するとのことです。

島根県の高専で学んで県外で就職する。昔からの構図ではありますが、その傾向はますます強まっているようです。経営者のはしくれとして、県内で就職したいと考えている学生さんに就職の場を提供できるよう、努力していくということも非常に重要なことだと考えさせられる会でした。

ちなみに、当社では中途の技術者の方を募集しています。いわゆる即戦力というやつです。今、当社ではそういう形でしか採用できません。なので、若い方、県外に出て大きく育って、また島根に帰ってきて欲しいです。その間、私も自社で新卒採用する余力がないということの“情けなさ”を肝に銘じて、頑張っていきたいと思います。