2012
01.25

2012年1月20日(金)、島根県中小企業家同友会の企画で、「島根発!学生起業家プロジェクト~学生の想いを聴いてくれ」が開催されました。島根同友会が起業を志す学生を支援し、島根の活性化を支援していこうとする企画です。今回初めての発表会が開催され、島根大学の学生5名(1~3回生)から、それぞれが想う起業についてプレゼンテーションがありました。同友会会員、会外参加者、学生、など総勢150名という参加者が集まり、非常に熱気ある、すばらしい企画となりました。このプレゼンを聴かせてもらった、私なりの気づきと感想をまとめておきます。

会場の様子(150名以上の参加者)

〔学生5名による提案(タイトルと内容)〕

★イケメンバイキング(おもてなしバイキングレストラン)
★食品コーディネーター(地元野菜の訪問販売)
★ほんぷろ!(大人・子どもを本気にするためのスクールなど)
★Uターン派遣ビジネス(人材派遣業)
★企業シート、学生シートでマッチングビジネスを!

1.率直な感想~荒削りでツッコミどころ満載だが、元気をもらえる~

やはり、若い方の強い想い、元気な姿をみると、私たち自身が元気をもらえることは間違いありません。私も島根大学の卒業生ですので、自分が同じ年頃のときに一体何をしていたのか、思い起こさずにはいられません。バイトに精を出し、できるだけ授業にでなくていいように教科を選択し、いかに楽に、楽しく大学生活を過ごすか、そんなことばかり考えていたように思います。

今回の提案、荒削りなところが多く、ツッコミどころ満載です。しかし、今後、発表した5名の学生メンバーは、提案内容をブラッシュアップし、毎月発表を続けるそうです。最初から誰もが感心するような、優れた提案が出てくる訳はありません。世の中はそんなに簡単なものではありません。その意味で、今日は想いの強さを確認する場とも言えます。

今回の発表を多くの人達が見聞きしました。多くの人が元気をもらったと思います。その元気を与えることができるパワー、やるんだ、という気持ちの力、これを是非、彼らの今後の人生にも活かしてもらいたいと思います。

2.気づきと助言~まずは「現場を知ること」からでは~

気になるところはたくさんあります。その中でも一番気になるのは、「現場を見ていない」という印象を受けたことです。

例えば、イケメン店員のバイキングレストランを起業したいと発表したAさん、提案にあたり、何件のバイキングレストランで食事をしたのか、実際に飲食店でバイトしてみたことはあるのか。食品コーディネーターとして地元野菜の移動販売をやりたいと発表したBくん、実際に農家を回ってみたことがあるのか、移動販売車からモノを買ってみたことはあるのか。机の上で、インターネットで得られる情報だけで、自分の今まで知っている範囲の情報だけで、考えたのではないか。そう感じる面があったのも事実です。

それを裏付けるように、「リサーチはしていません」という言葉が所々で見られました。学生の身でできるリサーチには限りがあるでしょう。しかし、仮にも「起業」を目指すことをうたい、150名以上もの観衆を集めて発表を行うにあたって、まったくリサーチがないというのはいかがなものか。発表することが目的化しているのではないのか。そんなことが頭をよぎります。

みなさんの志は素晴らしい。だからこそ、次のステップまでには、何らかの方法で実際に現場を見て、そこで知り得たことを自分のビジネス提案に活かすことを期待したいと思います。そういった部分で協力するのが同友会及び同友会会員の役目なのでしょう。

3.具体化に向けて~賛同者を募って一緒に起業する~

グループ討議のまとめの発表の中で、“それぞれのメンバーが協力して事業をすればいい”のではないかという提案がありました。最後のまとめ的に話をされましたが、実際、これは実に的を得た指摘です。その協力者が同友会のメンバー(経営者)ということでもいいのかもしれません。

実際のところ、今回のメンバーはいずれも1人で起業する前提でプレゼンしましたが、起業するときに必ず一人でやらなければならないということはありません。世界に名だたる企業が最初に創業した時も、数名の創業メンバーで起業したというケースは多々あります。本気で、本当に事業を興そうと考えているのなら、その活動に共感する仲間を集い、一緒に創業を考えて行くことも必要ではないかと考えます。

今回発表した5名の学生(いずれも島根大学)

私は創業社長ではありません。三代目の後継社長で、自分自身で創業することは無かったと思います。そのため、常々、創業者である経営者の方に対しては尊敬の念を抱きます。だから、起業を志す学生のみなさんに対しては、その想いだけで、素晴らしいと感じます。しかし、取組みを褒めてもらうことがゴールならもうこれ以上やる必要はありません。あくまで起業し、自分の事業でやりたいことを実現することが目的なら、まだまだ足りないことだらけです。敢えて、そのように述べさせて頂き、激励の言葉とします。

今後、この活動がどのように展開していくのか、興味深く見させて頂きたいと考えています。私自身、経営者としての初心に帰らせて頂ける、気づきと勇気を頂きました。今回のメンバーが、本当に起業し、成果をあげ、世の中に役立つ事業として地域に受け入れられることを願っています。

2012
01.19

協和地建コンサルタントでは、SNS風の社内専用日報システムを導入すべく、現在試行登録作業を行っています。これは、株式会社サンロフトが開発したnanotyBP(ナノティビーピー)というシステムで、「日報」に特化した社内グループウェアというイメージのものです。以下、このシステムの試行導入に至った経緯とねらいについてまとめておきます。

試行導入中のシステムメイン画面

1.同友会での学びから社内にフェイスブックを導入しようとして大反対され頓挫

2011年8月に島根同友会のフェイスブック講習会がありました。そこで私は、無料で使えるこのツールを社内のグループウェアとして、いわば「ゆるい日報」として活用し、社名の情報共有やお互いの仕事を認め合う習慣づくりに活かせないかと考えました。その後、9月頭に、フェイスブックを社内用として活用する前提で導入し、全役職員にフェイスブックへの登録をお願いするよう全社員に説明しました。

結果は大反対。反対意見としては、実名登録が基本のフェイスブックがゆえに、“個人情報を外部に出す”ということが大きなハードルになったようです。また、“フェイスブックに登録する”という作業そのものが「余計な仕事」と感じられようです。私の説明が不十分だったこともあるでしょうし、時期尚早な部分もあったように思います。反対された後、フェイスブックのセキュリティ設定の変更などにより対応する方向も考えてみましたが、最終的に断念しました。

その一方で、2011年9月に開催された、第39回青年経営者全国交流会in富山に参加した際、私の参加した分科会で報告をされた㈱タザワ電気の田沢社長のお話で、「業務日報の有効活用」という取組みを伺い、当社でも同じ仕組みを導入できないかと考えるようになりました。

2.アドバイザー派遣事業の活用で“「日報」に特化したSNS風システム”を見出す

富山から戻った私は、業務日報を社内で有効活用する方策を新たに考えることにしました。フェイスブックに反対した社員たちも、社内専用で導入されるシステムであれば問題ないという意見が大半でしたので、社内専用で使える無料、又は安価で使えるシステムの採用を考えていました。そのうち、「中小企業支援ネットワーク強化事業」という、中小企業の業務改善等に無料でアドバイザー派遣が受けられる制度の紹介を受け、これを活用することとしました。

派遣頂いたアドバイザーの方と協議する中で、当社に必要なのは、私のイメージしたフェイスブックによる“ゆるい日報”などではなく、きちんとした「業務日報」として一人ひとりが毎日の仕事内容を記録し、上司・経営者が確認し、改善やフォローアップに役立てる仕組みだと感じました。そして、導入に向けて有償・無償の様々なシステムを比較検討した中で注目されたのが、今回試行導入したナノティビーピーというシステムです。

このシステムの特徴は、「日報」という機能に特化している点です。よくあるグループウェアと異なり、スケジュール機能も、TODO機能もなく、ただ、日報に特化しています。また、有料ですが当社のような20名程度の企業でも負担無く使える程度の費用であることがありがたいところです。また、見た目のインターフェイスは、柔らかいイメージを中心に構成されており、他のメンバーの日報へのコメント機能や「いいね!」「がんばれ!」のボタンなど、フェイスブックをイメージしたつくりにもなっています。あわせて、日報の入力に併せて携わった時間を入力することで、勤務表(稼働表)を兼ねることが出来るという点も機能面での魅力でした。

3.一人ひとりが仕事の成果を入力することで報告・連絡・相談の徹底に

全社で本格的に試行登録を開始して1週間ほどですが、思いのほか導入のハードルは低かったようで、すんなりと全員で登録が進んでいます。わずかな期間で善し悪しの結論を出すことはできませんが、今のところ、順調に進んでいる印象です。

特に、当社では、内業を中心とした技術部、現地での作業を中心とした工務部に大きく分かれており、工務部は、朝早く現場に向い、夜会社に戻ってくる。ということも多々あります。そうすると、1週間のうち社員どおしが顔を見ずに過ごすというケースもあります。そういったとき、この日報システムできちんと仕事の内容・成果を入力することで、報告・連絡・相談、を徹底することに繋がりますし、一人ひとりの仕事の様子も垣間みることができます。また、他のメンバーがコメントを付加することで、お礼やねぎらいの言葉をかけることもできます。もちろん、WEB上で全て済まそうということではなく、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションを上手く補完する仕組みとして使えそうだということです。

大きな会社であれば、普通に運用されるシステムかもしれませんが、当社規模の会社では、安価に、また利便性高く使えるこのようなシステムは大変有効ではないかと感じるところです。

今後は、一人ひとりがその日の感想、気づき、新しい発見などを入力していくようにしたいと考えています。これは前述の富山青全交で田沢社長が特に重要だと言うお話をされていたこともあります。なぜ重要なのか、それは、日報を毎日継続的に見ていくことで、その人の心身の変化が分かるのだそうです。確かに、誰しも毎日万全の体調とは限りませんし、心身それぞれに調子の悪い時もあります。その兆候を早めに把握し、それをみんなでフォローしていく、そのような職場づくりのためのツールの一つになればいいと考えています。

振り返ってみると、8月のフェイスブック勉強会での気づきがあり、9月の富山青全交での学びがありました。それを社内に具体化したのが、年の明けた1月。半年かかっています。もっとスピード感ある対応ができたと思います。出来なかったのは、私自身の甘えであり、遠慮でもあり、至らぬ点だったと感じます。そのことを反省しつつ、今後この新しいシステムを活かし、社員にとって、会社にとって、そして、お客さまにとって役に立つ、いい仕組み・風土をつくっていきたいと考えています。

2012
01.11

社長の温泉めぐり40 錦水館温泉(錦水館) 広島県廿日市市宮島町

私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。温泉ソムリエらしいコメントにも配慮したいと思います。

今回で40箇所目となりました。訪れたのは、広島県廿日市市宮島町の「錦水館温泉」です。訪問日は、2012年1月8日です。錦水館温泉は、日本三景、そして世界文化遺産厳島神社のある“宮島”にある旅館、錦水館の温泉です。この宿は、宮島の海岸沿いの立地で、部屋からの眺望も大変素晴らしいであろう(泊まったことは無いので)、趣ある立派な施設です。そして、宮島で唯一の源泉掛け流しの温泉旅館でもあります。宮島と言えば、広島そして、中国地方を代表する観光地ですが、“温泉”というイメージはほとんどありません。しかし、宮島にも温泉があります。いずれも温泉旅館というスタイルで、この錦水館温泉のほかにも、神の湯温泉(弁天の宿いつくしま)、若宮温泉(岩惣)があります。各旅館のホームページで確認する限り、日帰り入浴が出来ることを明示しているのは、この錦水館温泉のみでしたので、宮島を訪れた機会を利用し、入浴してみました。

錦水館 外観

泉質は、含弱放射線-ナトリウム-塩化物冷鉱泉です。塩化物泉ですので、入浴によって皮膚に塩分が付着することで汗の蒸発を防ぎ、保温効果が高く、湯冷めしにくいのが特徴です。そして、濃度はさほど濃くないので、入りやすく湯あたりもしにくく安心して入れる温泉と言えます。口に含むとほどよい塩味がします。また、源泉温度が17.8℃の冷泉であるため加温されていますが、毎分320リットルという豊富な湧出量を活かし、完全なかけ流し方式を採用されている点が特徴です。お湯は少し濁っているようでした。

この宿のお風呂は地下1階につくられており、残念ながら風呂場からの眺望は期待できませんし、露天風呂などもありません。しかし、内部は壁面と天井を木材の明るい色目とする一方、床を黒色の石張りとして質感を高め、さらに地上からの明かり採りを兼ねた大きな窓が印象的な空間を造っています。また、浴槽の縁に用いられている檜は、“古代檜”と呼ばれる檜で、宮島の山中で倒木し、長年にわたって眠り続けてきた貴重な材料を使用しているそうです。そういった古代のロマンに想いを馳せながら入浴するというのも一つの楽しみのようです。

浴室の様子(誰もいなかったので撮影)

洗い場は8箇所あり、仕切りなどは無いですが、壁一面に広がる鏡は、コンパクトな浴室を広々と見せ、かつ高級感も醸し出しています。また、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーといったアメニティ類は、様々な種類・タイプのものが並べられており、どれを使おうか迷いそうなぐらいあります。脱衣場も比較的広く確保されており、ロッカーは鍵付きのものと、籠のみのものと二通りあります。鍵付きロッカーの大きさはやや小さめですが、旅館のお風呂であることを考えれば妥当なところです。洗面は4箇所。こちらも豊富なアメニティ類、壁一面の大型の鏡など、高級感があります。また、ミネラルウォーターがセットされており、入浴前後の水分補給が出来る点もさすがだと思います。

洗い場の様子(誰もいなかったので撮影)

この温泉を日帰り入浴する場合の利用料は、大人(中学生以上)1260円という設定。バスタオルセット付、前述の充実したアメニティなどの要素はありますが、かなりのお値段です。日帰り入浴で利用してみようと思われる方は、必ずしも多くないでしょう。宿泊での宮島観光をお考えの方で、温泉にも入りたいと思われる方向け、というところでしょうか。

私が訪れたのは3連休の中日の昼時で、同じ旅館内のお食事処で昼食を頂いたあとで温泉を利用しました。レストランはさすがに賑わっていましたが、温泉は以外にも貸し切り状態(私が上がるタイミングで数人入って来られましたが)で、ゆっくりさせてもらうことができました。基本的に宿泊者向けのお風呂でしょうから、ちょうど昼時は利用者が少ないのでしょう。風呂の利用開始時間も11:30~ということなので、日帰り入浴で利用してみようと思われる方は、昼時が狙い目ではないでしょうか。

私自身、宮島に“温泉”というイメージはあまりありませんでしたが、大変心地よく過ごせる温泉でした。せっかく観光で宮島を訪れる方々に、宮島の魅力の一つとして、この温泉も楽しんで帰って頂きたいなと思います。

2012
01.04

新年あけましておめでとうございます。このブログも、開始当初から比べると、予想もつかないほど、たくさんのみなさんに読んで頂けるようになりました。本当に感謝致します。引き続きのご愛顧をよろしくお願い致します。

さて、平成24年は、記録的な豪雪で年が明けた昨年と比べると穏やかな年明けという印象があります。しかし、東日本大震災の被災地ではいまだ不自由な生活を強いられている方々がたくさんいらっしゃいます。遠い土地からではありますが、少しでも早い復興をお祈り致します。昨年に引き続き、この年末年始に頭に描いた今年やるべきことについて整理し、ご挨拶とします。

1.経営指針の策定と公表~経営者の責任として、将来を展望し実現する~

現在、協和地建コンサルタントの経営指針(経営理念、経営方針、経営計画)の策定を進めています。このブログでも何回(その1その2)か取り上げました。今年の3月に、その経営指針を完成させ、対外的に公表します。対外的というのは、金融機関、主要株主、協力会社といった方々に対して説明することを意味していますが、わざわざ公表するのは、その経営指針で示した経営の道筋を、社内外におけるコミットメントとするためです。

当社のように公共事業を中心とした業種は、公共投資の縮減に伴い長年市場縮小が続き、将来的にも明るい展望が見えません。しかし、仕事が無いんだから仕方がない、という論法で現状を語ったところで、職場に活力は生まれないし、人財も育ちません。経営者はどんな状況であっても、会社を発展させるための基本的な考え方、方向性、手段を示し、将来にわたって従業員が活躍できるステージを準備しなければなりません。そのことが、社長になって3年、先輩経営者の方々から教わった最も大事な教えの一つです。

だから、当社は、当社の将来を展望できる経営指針を策定し、公表し、実行に移し、実現します。そのことに対し、役職員及び関係者のみなさまのご理解とご協力をよろしくお願い致します。

2.温泉・水源開発と地中熱活用に活路を見出す

当社の事業分野は、温泉・水源開発、地質調査・土質試験、地すべり対策、測量・設計、の4分野で、これからも当面はその領域を中心に仕事をしていきます。しかし、前述のとおり、従来型の仕事は、大きな市場の拡大は期待できません。そんな中、当社では、温泉・水源開発に特化した取組みを進めていきます。

当社では、平成22年度に奥出雲町の佐白温泉(仮称)、平成23年度に浜田市の旭温泉(新泉源)の掘削工事の仕事に携わらせて頂きました。いずれも1000m級の掘削工事で、難易度の高い仕事でしたが役職員一丸となって取組み、成功裏に終了させることができました。過去にも多くの温泉掘削に携わってきた当社ですが、この仕事を通じてさらに多くの経験とノウハウを蓄積することができました。このノウハウを今度は維持管理・メンテナンスの分野に広げていき、当社の独自性を発揮させていきます。

さらに、このブログでも紹介した「地中熱活用」(その1その2)について、今年から本格的な取り組みを開始します。第一ステップとして、今年中(来年度前半)目途で、当社社屋に地中熱ヒートポンプを活用した冷暖房システムを導入し、ノウハウ蓄積とともに広告塔として活用しながら地中熱という新しい領域へ挑戦していきます。

新しい領域への挑戦は困難が付きまとうことが想定されますが、やると決めて取りかかれば、あとはどのように問題解決するかだけです。だからこそ、前述の経営指針が必要となります。特化していく領域、新しい取組み、いずれについても明確に示し、着実に実行に移して行きます。

3.誇りをもって新入職員を迎え入れられる職場づくり

当社では、今年の4月に新卒の新入職員を迎えます。実に11年ぶりのことです。

当社の要員計画は、長らく縮小或いは現状維持が基本となっており、新卒採用が出来ない時代が続きました。だからこそ、今回の新卒者に対しては大変期待するところです。その一方で、迎え入れる我々の側はどうなのかということが気になります。今の当社の仕事ぶり、職場の環境、職員一人ひとりの人間力、これらを一つ一つみて、新入職員を迎えるにあたって恥ずかしくはないのか、ということを見つめ直したいと考えています。

技術や技能といった面では、既存の職員に一日の長があるでしょう。しかし、挨拶、整理整頓、清掃、お客さまとの接遇、といった社会人として基本的な事項について、全員が自信を持って新入職員に相対することができるのか。整理整頓され清掃の行き届いた社内、礼儀正しく明るい挨拶、規律ある朝礼やミーティング、どれをとっても「学校と職場とは違うんだ」ということを、誇らしげに示せるのか。残念ながら、私自身も含めて疑問を持たざるを得ないところがあります。

だから、今、この機会にこれらを直したいと考えています。経営指針に沿って実現するであろう新しいステージにふさわしい人財に我々自身が成らなくてはなりません。今回、当社に応募してくれた新入職員がいたからこそ、そういう気づきを得るチャンスを得た訳です。そのことに感謝し、我々がまず襟を正し、満を持して新入職員を迎え、共に新しいステージをつくっていきたいと考えています。

以上、経営者としての今年やるべきこと(の一部)を示し、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。そしてその前提として、お客さまに、働く仲間に、我々を取り巻く全てのことに対して感謝の気持ちを持ち、明るく笑顔で、一年を乗り切って行きましょう。

平成24年、そしてその先も、協和地建コンサルタントをよろしくお願い致します。