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新年のご挨拶 経営指針からスタートし、役職員全員で構築する当社の新しいステージ

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新年あけましておめでとうございます。このブログも、開始当初から比べると、予想もつかないほど、たくさんのみなさんに読んで頂けるようになりました。本当に感謝致します。引き続きのご愛顧をよろしくお願い致します。

さて、平成24年は、記録的な豪雪で年が明けた昨年と比べると穏やかな年明けという印象があります。しかし、東日本大震災の被災地ではいまだ不自由な生活を強いられている方々がたくさんいらっしゃいます。遠い土地からではありますが、少しでも早い復興をお祈り致します。昨年に引き続き、この年末年始に頭に描いた今年やるべきことについて整理し、ご挨拶とします。

1.経営指針の策定と公表~経営者の責任として、将来を展望し実現する~

現在、協和地建コンサルタントの経営指針(経営理念、経営方針、経営計画)の策定を進めています。このブログでも何回(その1その2)か取り上げました。今年の3月に、その経営指針を完成させ、対外的に公表します。対外的というのは、金融機関、主要株主、協力会社といった方々に対して説明することを意味していますが、わざわざ公表するのは、その経営指針で示した経営の道筋を、社内外におけるコミットメントとするためです。

当社のように公共事業を中心とした業種は、公共投資の縮減に伴い長年市場縮小が続き、将来的にも明るい展望が見えません。しかし、仕事が無いんだから仕方がない、という論法で現状を語ったところで、職場に活力は生まれないし、人財も育ちません。経営者はどんな状況であっても、会社を発展させるための基本的な考え方、方向性、手段を示し、将来にわたって従業員が活躍できるステージを準備しなければなりません。そのことが、社長になって3年、先輩経営者の方々から教わった最も大事な教えの一つです。

だから、当社は、当社の将来を展望できる経営指針を策定し、公表し、実行に移し、実現します。そのことに対し、役職員及び関係者のみなさまのご理解とご協力をよろしくお願い致します。

2.温泉・水源開発と地中熱活用に活路を見出す

当社の事業分野は、温泉・水源開発、地質調査・土質試験、地すべり対策、測量・設計、の4分野で、これからも当面はその領域を中心に仕事をしていきます。しかし、前述のとおり、従来型の仕事は、大きな市場の拡大は期待できません。そんな中、当社では、温泉・水源開発に特化した取組みを進めていきます。

当社では、平成22年度に奥出雲町の佐白温泉(仮称)、平成23年度に浜田市の旭温泉(新泉源)の掘削工事の仕事に携わらせて頂きました。いずれも1000m級の掘削工事で、難易度の高い仕事でしたが役職員一丸となって取組み、成功裏に終了させることができました。過去にも多くの温泉掘削に携わってきた当社ですが、この仕事を通じてさらに多くの経験とノウハウを蓄積することができました。このノウハウを今度は維持管理・メンテナンスの分野に広げていき、当社の独自性を発揮させていきます。

さらに、このブログでも紹介した「地中熱活用」(その1その2)について、今年から本格的な取り組みを開始します。第一ステップとして、今年中(来年度前半)目途で、当社社屋に地中熱ヒートポンプを活用した冷暖房システムを導入し、ノウハウ蓄積とともに広告塔として活用しながら地中熱という新しい領域へ挑戦していきます。

新しい領域への挑戦は困難が付きまとうことが想定されますが、やると決めて取りかかれば、あとはどのように問題解決するかだけです。だからこそ、前述の経営指針が必要となります。特化していく領域、新しい取組み、いずれについても明確に示し、着実に実行に移して行きます。

3.誇りをもって新入職員を迎え入れられる職場づくり

当社では、今年の4月に新卒の新入職員を迎えます。実に11年ぶりのことです。

当社の要員計画は、長らく縮小或いは現状維持が基本となっており、新卒採用が出来ない時代が続きました。だからこそ、今回の新卒者に対しては大変期待するところです。その一方で、迎え入れる我々の側はどうなのかということが気になります。今の当社の仕事ぶり、職場の環境、職員一人ひとりの人間力、これらを一つ一つみて、新入職員を迎えるにあたって恥ずかしくはないのか、ということを見つめ直したいと考えています。

技術や技能といった面では、既存の職員に一日の長があるでしょう。しかし、挨拶、整理整頓、清掃、お客さまとの接遇、といった社会人として基本的な事項について、全員が自信を持って新入職員に相対することができるのか。整理整頓され清掃の行き届いた社内、礼儀正しく明るい挨拶、規律ある朝礼やミーティング、どれをとっても「学校と職場とは違うんだ」ということを、誇らしげに示せるのか。残念ながら、私自身も含めて疑問を持たざるを得ないところがあります。

だから、今、この機会にこれらを直したいと考えています。経営指針に沿って実現するであろう新しいステージにふさわしい人財に我々自身が成らなくてはなりません。今回、当社に応募してくれた新入職員がいたからこそ、そういう気づきを得るチャンスを得た訳です。そのことに感謝し、我々がまず襟を正し、満を持して新入職員を迎え、共に新しいステージをつくっていきたいと考えています。

以上、経営者としての今年やるべきこと(の一部)を示し、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。そしてその前提として、お客さまに、働く仲間に、我々を取り巻く全てのことに対して感謝の気持ちを持ち、明るく笑顔で、一年を乗り切って行きましょう。

平成24年、そしてその先も、協和地建コンサルタントをよろしくお願い致します。

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