2010
07.28

2009年4月から島根県技術士会に入会し、活動に参加させて頂いています。

島根県技術士会http://peshimane.s3.zmx.jp/

島根県技術士会には「青年部」という若手会員の組織があり、その活動の一つに「オモシロ技術塾」というものがあります。今回、夏休みということもあり、技術士会メンバーとその家族も参加した、野外での企画が催されました。

2010年7月24日(土)に「川の生物を探検しよう」と題し、松江市八雲町の意宇川で水生生物の採捕・観察会が開催されました。講師は、青年部メンバーの細澤さんでした。

最初に、松江市八雲町内の集会施設に集合し、事前説明として用具の扱い方や留意事項について説明を受けました。

ここで話題となったのは、「特別採捕許可証」なるものの存在です。今回活動する意宇川は、島根県管理の河川です。このため、生き物を採ったりするには島根県知事名での許可証を取得する必要があるのだそうです。ちょっと川で生き物を採るのに許可証までが要るのかという話ですが、細澤さんによれば、今回、採取につかう“たも網”という道具が許可の必要な道具だそうで、県の窓口とも協議の上、最終的に申請・取得をすることにしたそうです。なお、個人には許可証は出さないそうで、今回、“島根県技術士会”という団体での活動ということで、これが必要になった面もあるようです。

しかし、そういった許可の必要性は一般の人は知らないでしょうし、当然、私も知りませんでした。いまどきは“勝手に魚取りもできないのか”という感じですが、漁業権があったりすれば(今回の場所は無いそうですが)当然必要になるのでしょう。これも専門家が指導すればこそで、そうった学びもこの活動のメリット(というほどでもないか)ではないでしょうか。

話題の「特別採捕許可証」(雰囲気だけご確認ください)

実際の活動に関して、感想めいたことですが、少し整理しておきます。

1.子供向け・・・水生生物の取り方と見分け方

子供向けとしては、非常におもしろい企画だったと思います。たも網を使った採取方法を教わって実際にやってみると、虫やら魚やらが結構採れますので、みんなすごく熱心にやりはじめ、大変盛り上がりました。

小さな生き物も容器に小分けにして細かく観察してみると、みな興味を抱いて見入ります。名前を覚えて帰ったかどうかは分かりませんが、色んな生き物がいることは十分理解できたのではないでしょうか。最後には、ザリガニや、スッポンといった“大物”も捕れ、皆満足して帰ったのではないかと思います。

こういった水辺の観察会のような企画は、地域の公民館などでも催されたりしています。今回の企画と似たり寄ったりなのかもしれませんが、昔と違って川に近づくこと自体を制限される現在の子供たちに、「川が遊び場になる」ことを教えること自体が大事なことだと感じたところです。

水生生物の採取の様子

2.大人向け・・・水生生物を使った水質階級判定

大人向けの内容としては、採取した水生生物を使った簡易的な「水質階級の判定」を説明してもらいました。やり方は比較的簡単でした。色々な水生生物が、きれいな水にいる生物、きたない水にいる生物、といった形で4段階に階級分けしてあり、採取した生物をチェックしていきます。その結果、どの階級に属する生物がたくさん見られたかで、その水質階級を判定するというものです。

今回、「水質階級Ⅰ きれいな水」に該当するという結果が出ました。本来的には、もっと上流部のいわゆる“清流”といったところが該当するようですが、時期的なこともあり、このような結果になったそうです。

国、県などが実施する本格的な調査はもっと詳細で細かいものだそうですが、水生生物の生息状況から水質を判定するということの考え方やイメージをつかむことができ、参考になりました。

採取した水生生物の観察、細澤さん(左)による説明

私は、現在、この意宇川の支流が流れる松江市八雲町の農村集落部で暮らしています。たまに子どもと近所の川(支流)に出かけて魚やサワガニなどを採ったりしますが、水生昆虫などをあらためて観察することはありませんし、私もイチイチ名前は知りません。子どもに対し、色々な生き物いることを教えたり、川遊びを記憶に残したりする良い機会を提供して頂きました。

快晴の炎天下、暑かったですが、川遊びにはもってこいで、有意義な休日を過ごすことが出来ました。

2010
07.23

社長の温泉めぐり23 斐乃上温泉(斐乃上荘) 島根県奥出雲町

私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。

23箇所目は、島根県奥出雲町横田の斐乃上温泉 斐乃上荘です。訪問日は、2010年7月22日です。

斐乃上温泉は、協和地建コンサルタントが初めて温泉開発を手掛けた案件で、開発は昭和62年から63年にかけて行われました。温泉施設の斐乃上荘は、出雲神話ゆかりの船通山のふもとにあり、鳥取県との県境にも近い、山奥の温泉です。

斐乃上荘外観

泉質はアルカリ性単純泉ですが、ここはph値が9.9と高く、入るとすぐに、アルカリ度が高い温泉特有のぬめり感が体中に出てきます。島根県内では旭温泉もアルカリ度が高いですが、同じぐらいのぬめり感だと思います。湧出量は毎分800㍑と豊富ですが、泉温は26。3℃と低めです。

利用料金は、大人400円です。同じ奥出雲町の亀嵩温泉玉峰山荘は、日帰り入浴500円ですので、少し安い値段設定です。

この斐乃上温泉は、「日本三大美肌の湯」と銘打ってPRされています。ホームページによれば、栃木県「喜連川温泉」、佐賀県「嬉野温泉」、とともに、“中央温泉研究所(東京)と温泉旅行認定藤田聡博士によって認定された”ということです。選定のポイントは特に示されていませんが、アルカリ性単純泉という入りやすさ(肌へのやさしさ)、高いアルカリ度、豊富な湧出量(常に新しいお湯に入浴可(ただし、ここは一部循環式))といったところでしょうか。

島根県内では、斐川町の湯の川温泉が、「三大美人の湯」とされていますが、この三大温泉というのは結構種類があるようです。根拠の妥当性は色々でしょうが、温泉地のPRには有効な手段の一つなのでしょう。

浴室内の様子(誰もいなかったので撮影)

お風呂ですが、浴室はこじんまりとしていますが、天井が高めで広々とした印象です。浴槽の前面が大型のガラス張りなのが特徴で、すぐ外の川と緑の景色が目に飛び込んできます。初夏の青々とした木々の緑が心地よい雰囲気を醸し出していました。秋になればまた違う景色が見られるのでしょう。風呂は大浴槽のみのシンプルなつくりです。大きさも大人7~8人で一杯というサイズですが、山奥にたたずむこの温泉にはちょうどいい大きさだと思います。

洗い場は6箇所で仕切りなどはありませんが、一人あたりのスペースは比較的広めにとってありました。ただし、うち2箇所は前面がサッシ窓で鏡が付いていませんでした。ボディソープとリンスインシャンプーが備え付けてあります。

脱衣場のロッカーは、鍵付きと鍵無しがあわせて20個程度、貴重品専用のボックスも20程度ありました。洗面台は2箇所、それぞれドライヤーが付いています。なぜか、椅子が1つしかありませんでした。この建物自体は古いのですが、比較的きれいに整備されているという印象でした。

斐乃上荘の施設ですが、温泉のほか、大広間や会議室、食堂などがあります。宿泊も可能です。建物が本館と新館に分かれており、今回入浴したのは新館の風呂でした。旧館の風呂は、日・祝のみ利用できるようです。

ところで、この施設自体かなり山奥に位置していますが、さらに上流に向かうと「わくわくプール」という施設があります。斐乃上荘の入口付近に大きな看板が出ており、どんなプールがあるのかと思い、行ってみたところ川沿いに温泉水を使って子供が遊べるようにした浅い屋外プール(というか水浴び場)がありました。

斐乃上荘上流にある「わくわくプール」

どうやら、このプールは斐乃上温泉の温泉水を利用しているようです。豊富な湯量(しかも低温)ならではという施設でしょうか。隣接して温泉スタンドもあります。さらにここは河川(斐伊川源流の清流)の河川敷なのですが、河川の中もこれも安全に遊べるように整備されていました。平日の午前中でしたが、子供連れが水浴びをするなど、雰囲気の良いスペースでした。

夏は温泉よりもこっちかもしれません。

2010
07.15

私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。

22箇所目は、島根県江津市の有福温泉「竹と茶香の宿 旅館樋口」です。訪問日は、2010年7月10日です。今回、家族(妻と長男の計3名)で一泊しました。

協和地建コンサルタントは、有福温泉の御前湯(公衆浴場)の泉源メンテナンス等の仕事をさせて頂いていることもあり、一度、有福温泉の宿にも宿泊したいと思っていました。有福温泉にはいくつか旅館がありますが、旅館樋口は、じゃらんや楽天トラベルなど、様々な旅行サイトや雑誌などでも紹介されている有名旅館です。私もぜひ一度泊まってみたいと思っていましたが、この度、念願かなって宿泊することができました。

結論から言えば、すばらしい旅館でした。家族ともども満足して帰ることができました。書くべきことはたくさんありますが、“温泉めぐり”のブログですので、まずは温泉のことからコメントします。

この旅館は、なんといっても露天風呂付き客室があることが特徴の一つです。今回、もちろん、露天風呂付きの客室に宿泊しました。

予想どおりですが、部屋付きの露天風呂、とても良かったです。

部屋から出て、外に自分たちだけの風呂があるという贅沢。そして、旅館そのものが高台に位置するので、露天風呂からの眺めは、空とやや遠目にみる温泉街の家並みがバランスよく目に入ってきて、とても優雅な気分に浸れます。当日は、夕方から雨だったのですが、雨の中で入る露天風呂もこれまた風情がありました。

泊まった部屋の露天風呂

有福温泉の泉質は、アルカリ性単純泉で、無色・透明の入りやすい温泉です。美肌の湯としても知られ、さっぱりとした湯あがり感が特徴です。

そして、知っておきたいのは、有福温泉はボーリング掘削により湧出した温泉ではなく、1300年といわれる昔から、岩肌にお湯が湧き出ていたという歴史ある温泉地です。今でも、温泉地内数か所の岩肌から湧き出るお湯が使われています。この“泉源”の数と“湯量”は限られており、非常に貴重なものとなっています。旅館樋口のお湯も、この貴重な泉源の一つから採取されたものです。

実際に岩肌から湧出している温泉水を使って、部屋付き露天風呂に入る。温泉の贅沢を極める方法の一つではないでしょうか。

部屋付きの風呂だけでなく、大浴場も備わっています。内湯は狭めで3~4人でいっぱいでしょう。露天風呂も付いていてそちらは5~6人入れます。ここには、竹筒に入った日本酒がサービスで置いてあり、一杯楽しみながら露天を楽しめるという気配りもありました。なお、私はあいにく朝大浴場に行ったのでお酒は頂けませんでした。残念です。

食事は夕食、朝食とも非常に満足できるものでした。接客も大変丁寧でしたが、それだけでなく、従業員の方、一人一人の人柄の良さが感じられたのが素晴らしかったです。

夕食・朝食とも、いわゆる部屋食で頂いたのですが、厨房から結構距離があろうかと思う離れた部屋だったのにも関わらず、焼き立て・揚げたての食事をしかもタイミングよく出していく手際の良さに感心しました。とにかく美味しかったです。完食でした。もっと書ければいいのですが、グルメレポートは苦手なので、このぐらいで。

夕食の様子(右上はこども用)

有福温泉は、山あいの鄙びた温泉地なのですが、この旅館樋口の若旦那をはじめ、若手の旅館経営者の方々が温泉街の活性化に向けて色々な取り組みをされています。昨年から民間と行政が一緒になって様々な環境整備が進められています。

その第一弾として、2010年4月から、“有福cafe”がオープンしています。有福の源泉を使った竹炭焙煎コーヒーなど、こだわりのお店になっています。旅館樋口の裏口からすぐに行ける場所にあり、帰る前に立ち寄ってみました。鄙びた温泉地の中にあるおしゃれな空間は、ある意味ミスマッチなのですが、すぐ近くにある大正レトロの御前湯(公衆浴場)の雰囲気を際立たせてくれるようにも感じます。

新しくできた”有福cafe”の店内

さらには、新しいお風呂(外湯や家族湯)も整備が進んでいます。これは、有福温泉の旅館経営者の方々で構成される運営会社が民間資金で整備されているものです。これに、行政が景観整備や道路整備などで協力していくという体制が整っており、今後の活性化に向けて大いに期待が高まるところです。有福温泉にお世話になっている協和地建コンサルタントとしても、当社の得意分野で引き続いてお手伝いできればと考えているところです。

さて、旅館樋口の素晴らしさ、十分伝わったかどうかわかりません。ですが、私は泊まってみて本当によかったと思っています。

この旅館、結構イイ値段がします。が、それだけの価値はありました。利用してみようと思われる方は、出来るだけ高いプランで高い部屋に泊まった方がいいと思います。ここは、品がよく質の高い客室、部屋付き露天風呂、島根の高級食材、きめ細かなサービス・アメニティ、もてなしの心、そういった高付加価値を提供するところです。高い対価を支払っても期待を上回る満足を得たい、そういった人が訪れる宿だと思います。

2010
07.09

協和地建コンサルタントは、平成22年6月30日付で、島根労働局より、「職場意識改善計画」の実施企業として認定されました。今後、2年間にわたり、職場意識改善計画に基づいて労働時間等の設定の改善を進め、仕事と生活が調和した職場環境を目指して取り組みを進めます。

職場意識改善計画は、「職場意識改善助成金制度」を活用する際に策定が必要な計画です。

この制度は、厚生労働省が所管するもので、「中小企業の労働時間等の設定の改善を通じた職場意識の改善を促進する」ことを目的としています。“労働時間等の設定の改善”とは、簡単に言えば、所定外労働(時間外労働)の縮減と、有給休暇の取得促進の取組みと、それを支援するための社内制度(労使協議の場の設定など)の充実を指しています。

計画内容は、制度の規定上ある程度決まっている(必ず求められる取り組みがある)のですが、当社では、次のような取り組みを予定しています。

協和地建コンサルタント 職場意識改善計画の概要

1.実施体制の整備

・労使協議会の設置による労働時間等の設定改善
・労働時間等に関する意見・要望・苦情等の受付窓口の明確化と周知

2.職場意識改善の周知および研修会の実施

・自社ホームページへの計画の掲載による内外への周知
・当社の労働時間等に関する現状認識の共有化と研修会の開催

3.労働時間等の設定改善

・休暇計画表の作成・活用による年次有給休暇の取得促進
・月2回のノー残業デーの設定・運用 など

中小企業では、労働組合の発達した大企業等に比べ、労働時間に関する規程が不十分だったり、規程があっても運用が不十分だったり、そもそも、そういったことに対する意識が低いというのが実態だと思います。この制度は、そういった中小企業について助成金を使って動機づけし、これらの環境改善への取り組みを進めさせようとしている訳です。

この制度、実は助成金の額が破格なのが特徴です。2年間をかけて実施するのですが、取組みの成果に応じて、1年間で最大100万円、2年間で最大200万円が助成されます。これは、“かかった費用の1/2を助成する”というタイプの助成金ではなく、100万円の成果に該当すれば、100万円が丸々もらえます。こういうタイプの助成金は珍しいと思います。

当社がこの制度に取り組もうとしたのも、もちろんこの助成金に惹かれたからです。

しかし、単に金目当てということではありません。これをきっかけに社内の労働時間に関する意識改革を図ったり、適切でない運用を改めていったりする、いいきっかけになると考えたからです。当社の就業規則は法に則って規程(2010年4月から大幅見直しをしました)してありますが、所定外労働や有給休暇の取得状況についてはバラツキがあります。

小さな会社ですから、あまり杓子定規なこともできませんし、このご時世、仕事があればありがたい話で、正直、残業はダメとか有給取れとか言ってる場合ではありません。だからといって、労働時間に関する取組みはしなくてもよいという訳ではないと思いますし、目指すべき姿は、目指すべきだと考えています。また、賃金面や福利厚生などでは職員に我慢してもらっている現実もあり、労働時間という面で少しでもゆとりを持てるようにしたいという思いもあります。

もう一つは、労働時間のことに限りませんが、就業規則など会社のルールについて従業員と話し合い、意見を聞く場を設けることの必要性、ということがあります。当社には労働組合はありませんし、いわゆる労使間の協議の場といったものもありません。20人に満たない会社ですから、そんなものですが、事業運営に関することはともかく、就業規則などの見直しが必要になった場合は、きちんと従業員からの意見を聞いた上で実施する必要があると考えています。今回、この職場意識改善計画の実施を通じて、いわゆる労使協議の場を、定期的に設けることにしました。これまで社内にはそうった仕組みがありませんので、職場全体で意見をまとめて経営者に伝えていくという作業にはあまりなじみが無いとは思います。そして、会社が意見を聞いたから従業員の考えどおりになるという訳でもありません。しかし、一人一人が個別に言うのではなく、職場の総意として経営側に意見を伝えていき、その中で経営と職場との接点を見出すというプロセスは導入すべきだし、必要だと考えています。ぜひ、それに慣れて欲しいと思っています。

この制度は、2カ年にわたって実施するという長丁場ですが、所定外労働や休暇取得いったものはこれまでの積み重ね、社内の風土・雰囲気といったものも大きく影響してきます。あまり即効性を求めす、少しずつ進めていくことができればと考えています。

2010
07.01

先日、興味深い話を聞く機会がありました。

「広報・PRコンサルタント」という方とお話をする機会があり、その際、「当社のホームページと私のブログをコテンパンに言われた」という話です。

1.「広告・宣伝」と「広報・PR」の違い

まず前置きですが、「広告・宣伝」と「広報・PR」というのは全く異なるものだそうです。言葉の響きから、なんとなく同じようなものだと考えがちですが、この違いを理解した上で、企業活動に取り組むことが重要だということです。

具体的に違いを述べれば、「広告・宣伝とは、対象とする者に受ければよいもの」、「広報・PRとは、大衆と良好な関係を築くためのもの」なのだそうです。

例えば、風俗店のビラが電柱にたくさん貼り付けてあったとします。眉をひそめてそれを見る人も多いでしょう。しかし、その目立つビラを見てその店を訪れる人がいれば、その広告を出した店にとっては成功な訳で、それ以外の人からどう思われようが関係ありません。「広告・宣伝」とはそういう性格を持っているということだそうです。

これに対し、「広報・PR」とは、企業や組織が、自分たちの顧客や関係者だけではない大衆一般と良好な関係を築く、すなわち、社会全体から良好なイメージ、好印象を持ってもらい、それを事業活動の発展につなげるためのものである、ということです。このため、広報・PRとは常に、ポジティブで、明るく、前向きな内容やイメージで構成されるものなのだそうです。

2.広報・PR上重要な役割を果たすホームページ

現在、広報・PRという観点において、企業のホームページが果たす役割が非常に大きいくなっているそうです。確かに、ホームページは今や企業の顔の一つであり、私も含めてそうですが、今や、日常生活や仕事で知った企業のことを知ろうとする際、まずインターネットで検索することが多いと思います。その時、ホームページの印象やホームページで知り得た情報が、その企業の印象・イメージを左右するというのも確かなことです。企業や組織が「大衆と良好な関係を築く」ためにホームページの果たす役割が大きいという説明は、ごもっともなところです。

さらに、企業のホームページの閲覧者のうち、その企業の職員がかなりのウェイトを占めている場合もあるようです。企業のホームページに掲載される様々な情報やメッセージはその会社の職員も閲覧し、会社としての前向きな姿勢、トップのメッセージ、といったものが間接的に社員にモチベーションをかけることになるということなのだそうです。

3.私のブログはなぜダメか

前置きが長くなりましたが、なぜ当社のホームページや私のブログがダメなのかという理由は、(当社のホームページが広報・PRのためのものであるという前提で)「広報・PR」の目的からみて合致しない作りであり、内容であるということです。最後には、「ホームページからマイナスの波動が出てますよ」と言われてしまいました。冗談ではなく、本気で言われました。

まず、「黒」を基調とした色調がマイナスの印象を与えているという指摘です。

黒を基調とした色合いは単に私の趣味ですが、数は少ないと思います。同業他社も含めて白いページが多いので、黒にした方が印象に残って良いのではないかというぐらいの考えだったのですが、“広報・PR”の観点からはあまり好ましくないようです。確かに、「ポジティブ、明るく、前向き」という印象で無いことについては異論ありません。

もうひとつは、こちらが本質的なことですが、このブログの書きぶりについてです。非常にマイナスなイメージの記述が多いという指摘です。確かに、記事にもよりますが、会社が厳しいとか、業界が縮小しているとか、私自身が落ち込んでいるとか、マイナスなことが書いてあります。私個人のブログで書く分にはいいそうですが、会社のホームページの一角を構成する「社長のブログ」と銘打って書く内容としては、不適切ではないかということです。

マイナスなことばかり書いて、お客様が当社に対して悪いイメージを持たれてしまうのは会社にとってもマイナスではないか、という指摘は良くわかります。職員が読んでも明るい気分にはなりにくいでしょう。でも、別に本当のことだし、“そんな大げさな”とも思います。本当は厳しいのに元気そうに振舞うのって性に合わないのですし、それぐらいの危機意識をもって仕事しようよ、というのが私のメッセージです。ですが、広報・PRの観点からはそうではないようです。

4.ポジティブで、明るく、前向きなブログに向けて

いずれにしても、こういった指摘を率直に下さる方も珍しいと思います。大いに参考にしたいところです。誰でも悩むこともあれば落ち込むこともあるでしょう。それをわざわざブログで発表するのではなく、そういったストレス解消は別のところですればいい、ということかもしれません。

というわけで、今後のブログはできるだけ明るく、前向きに書いてみます。

とりあえず、黒基調のこのブログの背景を明るく白っぽくしようと思い、試しましたが、やっぱり趣味にあわないので止めました。(笑)