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2014(平成26)年度のスタートにあたって ~「人と技術」が残る会社へ!~

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2014(平成26)年度がスタートしました。4月1日より、新たに2名の新しい仲間を迎えました。新体制は総勢22名、このメンバーで2014年3月15日(土)に開催した「平成26年度経営指針発表会」にて発表した第56期経営計画に基づいて事業運営していきます。また、今年度は、平成23年度末に策定した経営指針で定めた3カ年計画の最終年でもあります。単年度の成果に加え、中期的な成果も評価する年となります。そのことも踏まえ、経営指針発表会の最後に「来期に向けて」と題して参加者(当社の社員)に対して伝えたメッセージを再掲します。そこで示した3つのメッセージとその想いをここであらためて示し、今期の活動のスタートの決意にかえたいと思います。

平成26年度入社式

1.「人と技術が残る会社」を目指そう~新しい仕事・難しい仕事にこそ挑戦する~

「人と技術が残る会社」というメッセージは、新年度にあたり、我々の原点を見つめ直そうという意味で伝えました。

あらためて認識しておきたいのは、我々は“技術の会社”だということです。技術をサービスとして提供している会社です。我々が提供する価値の源泉。それは、当社が取り扱う領域「地質」「地下水」「地熱・地中熱」に関する「技術」です。技術があるから、お客さまや地域の課題を解決できる。技術があるから、お客さまから相談して頂いたり頼りにして頂ける。そして、その技術の源泉は、“人”にあります。個々の課題をその実情に応じて解決できる「技術者」で会社が成り立っている訳です。だから、「技術者」の「技術」を伸ばしていくことが会社の生命線であるということです。

社員一人一人の技術が伸びなければ、会社の成長は頭打ちです。しかも、同業他社よりも伸びていかなければなりません。現状維持であれば、それは衰退だと考えてます。決して生易しいことではないですが、やらなければなりません。そのポイントの一つに、新しい仕事、やったことのない仕事に挑戦する、ということがあると考えています。

新しい仕事、難しい仕事に挑戦するからこそ技術が身に付く、技術が伸びる、そういう発想が必要です。もちろん最初は大変です。思うようにいかないこともあるでしょうし、いい成果を残せないかもしれない。しかし、挑戦しなければ、いつまでも出来るようにならないし、新しい技術も身に付かない。誰しも最初から技術があった訳ではない、誰しも最初は新しい仕事にチャレンジしていた。それがいつの間にか、今までどおりの仕事を継続する心地よさに安住してしまっている。そのままでは、技術を持った“人財”を育て、残すことが出来ない会社になってしまいかねません。

これらのことを改めて認識し、一人一人が、技術を身に付け、技術を伸ばし、技術を継承する。それこそが、当社の存在意義をより明確にしていくと考えています。

2.新入社員・若手職員は我々の鏡~育って欲しいようにふるまう~

会社の出しているオーラが若い社員を染めてしまう。これは、島根同友会の幹部研修会において、広島同友会の求人社員教育委員長、川中英章さんが話された言葉です。

挨拶の出来る会社の社員は挨拶ができる。元気のいい会社の社員は元気がいい。その逆もある。怠けた職場では怠けた社員が育つ、ということです。だから、いい会社でこそ、いい人財が育つ。考えてみれば当たり前のことですが、その事実を認識することが必要だと考えています。当社も新卒社員を迎えるようになって3年目。これまで計4名の新入社員が入社しました。まだ僅かな期間ではありますが、皆元気に頑張ってくれています。そして最初に入った社員が今年3年目。大きく飛躍する年と言えます。

そこで先ほどの言葉を振り返れば、元気に育ってくれているということは、会社の状態はまずまずなのかもしれない。しかし、まだまだ彼らに足りない部分があるとすれば、それは経営者そして先輩社員の指導不足であるし、なによりその指導の前提となる、我々自身の姿が、“育ってほしい姿”に達していないのではないか、という捉え方もできます。だから、育って欲しいように振舞う。先輩が、まず自分が、襟を正す。そのことが、新卒社員がしっかりと育っていくためのベースであると考えています。毎年新たに社員を迎えることで、気持を新たに出来る機会をもらえます。それも新入社員を迎える意義であり、目的であると考えています。

協和地建コンサルタントでは、これからも毎年新卒社員を迎えます。それが会社の発展につながると確信するからです。そして、若い社員を自分の鏡として、経営者や先輩社員は自分自身をさらに高めていける。そんなよいスパイラルが生まれることを期待し、これからも人財の獲得と育成を進めて行きたいと考えています。

3.経営者は「アンバランスをつくる」のが仕事

島根同友会の代表理事を務める㈱コダマサイエンスの小田代表取締役が良く話をされる言葉です。

社員のみなさんというのは、基本、保守的だと思います。新しい仕事、やったことない仕事は出来るだけしたくないし、慣れ親しんだ安定した仕事を継続したい、と思う人が多いのが普通だと思います。しかし、それでは会社が衰退してしまいます。「現状維持ではだめなのだ」ということを小田代表は常に話されます。それを端的に表現するのが「経営者はアンバランスをつくるのが仕事」という言葉です。

私も、社員のみなさんの生活を安定させ、安心して働ける会社を創りたいと考え、経営を実践しています。それを社員のみなさんも求めていると思います。しかし、それは、今までどおりの仕事を今までどおりに続けることとイコールではありません。言うまでもなく、世の中は常に変化し、お客さまや地域社会において求められるものは日々変わっていきます。ライバルは厳しい競争に勝ち抜くために能力を高めています。その中で、現状維持のままの会社が永続的に続くはずはありません。

それを打破する方法の一つが、「社内にアンバランスをつくる」ということです。アンバランスとは、安定を崩すこと。新しい取り組みもそうでしょうし、人事・要員のメリハリ、新卒採用もそれに含まれるでしょう。会社を活性化させ、将来に向けた安定を確保するために不安定を創りつづける。新しいことに取り組んだり、従来のやり方を変えようとしたりするとき、社員から反発を受けることもあります。それも分かります。しかし、それでも、アンバランスを創る事が経営の大きな秘訣であり、結果的に社員のみなさんの幸せにつながるのだと認識し、強い意志を持って続けていきたいと考えています。

平成26年度経営指針発表会交流会(別バージョン)

2013(平成25)年度は、おかげさまで私が社長に就任以降、最高の業績を上げることができました。社員のみなさんと、支えて頂いたたくさんのみなさんのおかげです。本当に感謝しています。その一方で、いい業績だったからこそ、新年度はどうなるだろうか、さすがに次は前期を下回るのではないだろうか、等という不安がこみあげてきます。しかし、そういう状況だからこそ、新年度早々からスタートダッシュして様々なことに取り組まねばならない、という強い気持ちが湧いてきます。動きが早くなります。その一つ一つの動きがまたいい結果を生みだすはずです。そう信じて、新年度のスタートを切り、また1年後に素晴らしい成果を報告できるよう、努力していきたいと考えています。

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