2014
04.24

社長の温泉めぐり64 東郷温泉(ゆアシス東郷龍鳳閣) 鳥取県湯梨浜町

私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。温泉ソムリエらしいコメントにも配慮したいと思います。

64箇所目は、鳥取県湯梨浜町「東郷温泉(ゆアシス東郷龍鳳閣(りゅうほうかく))」です。訪問日は、2014年4月23日です。

東郷温泉は、鳥取県の中央部にある東郷湖の南岸に位置する温泉地で、その東郷湖の湖底より湧き出した温泉を活用している特徴的な温泉地です。北岸には“はわい温泉”があり、この近接する2つの温泉地は、湖畔の風景が優雅な雰囲気を醸し出す鳥取県を代表する温泉地となっています。「ゆアシス東郷龍鳳閣」は、東郷温泉の温泉街から少し離れた立地で、その名称も中華風です。その理由は、隣接する「燕趙園(えんちょうえん)」と一体的に整備されたことによるようです。燕趙園は、鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして建設された中国庭園で、湯梨浜町の観光名所の一つです。燕趙園と龍鳳閣は、一体となって異国情緒漂う中華ゾーンを形成しています。

ゆアシス東郷龍鳳閣 外観

ゆアシス東郷龍鳳閣は、“多目的温泉保養施設”と銘打っており、単なる日帰り温泉入浴施設ではなく、水着着用で入浴する、いわゆるクアハウスが主体の施設です。水着無しで入るお風呂は付属的な位置づけで、「裸風呂」と名付けられ、水着着用のゾーンが「水着エリア」と示されています。今回、水着エリアは利用せず、あくまで温泉入浴のみで利用しましたので、この施設全体を確認した訳ではないことをお断りしておきます。

ゆアシス東郷龍鳳閣で使用されている源泉は、“湯梨浜町有1号源泉”という名称ですが、その位置は東郷湖の地先から180m湖中に位置するそうです。湖中の泉源、当社も携わったことがないタイプの泉源ですので、どのように管理されているのか興味のあるところです。泉質ですが、成分分析表によると「ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」、源泉温度は61.7℃です。塩化物泉の特性としては、塩化物イオンの“パック”効果で湯ざめしにくい温まりの湯、ナトリウム-硫酸塩泉の特性として、浴用により高血圧症、動脈硬化症などの効果があるとされています。また、成分総計1.594g/kgとなっており、成分量としてはやや薄めの温泉と言えます。そのメリットとして、湯あたりしにくく、長時間ゆっくりと入浴するのに向いており。温度が高いため加水されていることも踏まえ、水着エリアでゆっくりと過ごすスタイルにも合っていると言えます。

裸風呂のエリアは、「中国風呂」と名付けられています。その由来は、ホームページによると、中国西安に近い中国有数の温泉施設「花清池(かせいち)」の趣を伝える風呂だということで、中国の職人が手掛けたという石工細工や朱塗りの柱風のしつらえがあります。また、さし湯が龍の口から出ている、といったイメージしやすい中国の趣を出しています。ただし、水着エリアの付属的な位置づけのせいか、こじんまりとしたシンプルな湯船であり、中国の壮大なイメージ感は得られないのは少し残念です。

風呂の様子

洗い場は7箇所。仕切りの無いタイプです。リンスインシャンプー、ボディソープ、が備わっていました。オーソドックスなスタイルです。ロッカーは、受付で下足入れの鍵と交換で、ロッカーのカギをもらうタイプです。水着無しの風呂利用だけのロッカーと、水着着用ゾーンも含めて利用する場合のロッカーとが区別されていました。水着無しのロッカーが56箇所、水着ありのロッカーはさらに100箇所以上。風呂の大きさからするとちょっと多すぎの気もします。洗面台は6箇所で、ドライヤーは3つありました。

利用料金は、中国風呂の利用のみの場合、大人360円。100円でフェイスタオルとバスタオルのセットレンタルができます。水着エリアも含めた全館利用だと大人870円という価格設定です。同じ鳥取県内で滞在型の温泉施設と言えば、米子市内のオーシャン湧くわく天然温泉ラピスパ等(水着着用ではありませんが)がありますが、これらと比べても、お得感ある価格設定(直接競合はしないでしょうが)ではないかと感じます。また、隣接する燕趙園との共通券もあるようで、両方利用される方はそちらを利用される方がお得です。

私が訪れたのは平日の昼時ということもあり、利用者は限られていましたが、それでも、水着着用ゾーンのロッカーに向う利用者も結構見かけました。ジャグジー等の各種入浴施設のほか、プールも備わっているようなので、健康づくりの目的で利用される方も多いのかもしれません。また、外には大型の露天風呂もあるようで、湖畔の眺望を楽しみながら入浴できるのは風情があって魅力的かと思います。水着エリアは実際に利用していないので何とも言えませんが、やはりそちらが中心の施設だと言えそうです。

隣接する燕趙園

龍鳳閣は、“多目的温泉保養施設”と言うとおり、水着エリアと裸風呂のほか、トレーニングルーム、休憩室(有料・無料)、お食事処、なども一緒になった施設となっています。また、隣接する燕趙園にもみやげ物屋やレストランなどがあり、一体的に中国文化を楽しめるエリアとなっています。今回、燕趙園の中に入る時間はありませんでしたが、見どころ豊富な中国庭園のほか、中国雑技の公演も一日3回実施されるということで、またゆっくり家族連れで訪れてみたいと思います。

2014
04.18

2014年3月26日(金)、島根県中小企業家同友会 雲南地区会3月例会が開催されました。この日は、『俺は奥出雲町が大好きだ、だから自分と会社をでっかくする』と題して、有限会社吉川工務店 専務取締役 吉川朋実くんから報告を頂きました。同社は、島根県奥出雲町の建設会社であり、吉川くんは後継者として現在専務取締役のポジションにいます。私が島根にUターンし、経営者としての勉強をはじめるに際して、最初に親しくなった経営者(の後継者)です。見た目からして変わり者臭全開。話をすればさらにその認識が強くなりますが、人懐っこく憎めない。頼まれたことは断らず、約束は必ず守る。そんな彼とは、島根同友会をはじめ様々な会で顔を合わせ、常に刺激を受けながら5年の付き合いとなりました。今回、吉川くんの生い立ちから、現在までの半生について経緯をたどりながら聴くことで、今まで十分に理解できていなかった「吉川朋実」という人間の持つ魅力を理解するいい機会になったと思います。今回の報告の中で、私が特によかったと思う3つのキーワードを整理しておきます。

報告する吉川専務(Tシャツで報告した人は初めて見た)

1.自分自身のハードルを上げていく~“経営者”としての立ち位置を知る~

吉川くんが、最初に語ったキーワードです。広い世界を知り、色々な人と知り合う。特に、自分よりもレベルの高い人と付き合う、ということを重要視しています。彼は、自分自身でも“人間好き”だと語りますが、常に色々なところで人と話しています。デスクに座って仕事をしている姿はイメージできません。なぜ、そこまでたくさんの人と話をするのか。その答えの一つが「自分自身のハードルを上げる」ということです。

出身地である奥出雲町を愛する彼は、「吉川朋実が生まれた奥出雲町です」と話ができるぐらい、大きな人物になることを目指しています。そのためには、自分自身を常に高めていかねばならない。だからレベルの高い人と常に話をしている。大事なのは話を聴くだけではなく、自分の想いをぶつけているところです。簡単そうで、中々出来ないことです。私も、あまりに格上に感じる経営者の方や著名な先生などと会うと、思っていることの半分も話せません。話を聴くだけになりがちです。しかし、彼は臆することなく、自分の考えをぶつけていきます。時には真っ向から否定されることもあります。しかし、それでもあきらめずに自分の考えを述べていく。そういう場面を何度も見てきました。最初は“懲りずに同じ話ばかりよくするな”と思っていましたが、実は、このことが大変重要な意味を持っていると考えています。

同友会の学びの中で、よく「自社の立ち位置を知る」と言います。自社がどのようなレベルにあって、どこが足らないのか、どこに優れた点があるのか、たくさんの企業の中に出て行くから、その比較の中で自社の位置が分かる。これは、“経営者”という一人の人間に置き換えても同じことだと言えます。吉川朋実という経営者の立ち位置はどこにあるのか。自分よりレベルの高い人、あるいは経験豊富な人に、自分自身の考え方をぶつけることで初めてそれが分かる。彼がそこまで意識しているかどうかは分かりませんが、今回の報告を聴き、彼が日頃様々な人たちと議論を交わす姿を思い出し、改めて気が付いたことです。私自身、最近は“自分自身のハードルを上げる”ことに及び腰になっていた気がします。それでは、この先の成長が無いし、私の成長がなければ会社の成長もありません。そうなれば社員とその家族の幸せも訪れない。今回の気づきをしっかりと自分のものとし、私自身のハードルを上げるべく、取り組んで行きたいと考えています。

2.挑戦したことによって仲間が増えていく

吉川工務店は、3年前に新規事業として飲食事業(ラーメン事業)へ進出しました。1号店「中華蕎麦奨」を松江市内に開業。現在は、松江市内に2店舗、東京都内に1店舗、の3店舗体制となっています。単なるラーメン店ではなく、島根県ではあまり馴染みが無かった“つけ麺”という分野にチャレンジし、かつ高品質で高めの価格設定を定着させるという挑戦でした。その挑戦は、成功を収めつつあると思います。そんな、これまでの飲食業への挑戦を総括して吉川くんが語ったのは「仲間が増えた」ということ。銭金のことではなく、挑戦したことによって仲間が増え、さらに事業の広がりが見えてきた、と言います。

現在、仲間となった経営者と連携して新たな事業展開を模索しています。商工団体などで元々知り合いだった経営者もいますが、実際に事業を手掛け、具体的な取り引きなどが発生してから、そのつながりは強くなったように見受けられます。挑戦し、共に汗をかくからこそ、つながり合ってくる仲間がいる。そして、それは単なる仲良しグループではなく、実際に新しいビジネスを動かしていく仲間になっていく。今回の報告に際しても、その仲間がたくさん集っていました。あらためて「挑戦」することの大切さを教えてもらったと感じています。

もちろん、挑戦は本業である建設業においてもたくさんあります。新しい仕事をひるまず受注する気持ち。社員さんは大変でしょうが、それが風土になっているように感じます。それは域外へ出て仕事をするというスタイルにも見られます。従来、奥出雲町内のさらに限られたエリアで仕事をしていた吉川工務店は、現在では行政区域を越え、県内のさまざまなエリアで仕事をしています。元請けでは無く下請での仕事ですが、それでも貪欲に仕事に向っていく姿勢は、同じ公共事業を中心に仕事をしている私も、大いに見習いたい部分です。また、島根県内の建設業で初めて電子納品に取り組んだり、最先端の測量技術を導入したりするなど、奥出雲町のさらに奥に立地する会社とは思えない、多くの取り組み実績があります。

そして、今後、吉川くんが視野に入れているのは、飲食で学んだ「モノを売ることのむずかしさ」を建設業にフィードバックしていくことです。飲食業での学びを建設業に活かす。一見、関係がなさそうに見えますが、大変大きな示唆だと考えています。長年、公共事業に携わって来た者には、大きな勘違いが生まれます。それは、民間企業にとって、本来、「市場」とは自ら造り出していくものです。しかし、地方の公共事業の世界では、市場とは、国、県、市が“予算”という形で準備してくれるものであり、自分で創る、という感覚はありません。だから、その予算が減って来た時、なす術がなく、予算増を陳情するしかないのが公共事業の世界。その世界から抜け出さなくてはならないが、既にゆでガエル化して抜け出せない。これが現実だと理解しています。

前置きが長くなりましたが、吉川くんは、飲食業へのチャレンジを、そこから抜け出すきっかけにも使おうとしている訳です。後は、従来の建設業に従事する社員にそれがどこまで伝わるか。状況は私も一緒です。共に抜け出し、新たな世界を切り開くべく、今後の取り組みを注視していきたいと考えています。

3.奥出雲を愛し、奥出雲を守る~本社移転の裏に秘められたもの~

吉川工務店は、昨年度、本社の移転を実施しました。元々の地盤であった奥出雲町の馬木という地域から、横田という町の中心部への移転です。地方の建設業者にとっては大きな決断であり、投資だったと思います。なぜ、この時期、そのような投資が必要だったのか。同じ町内での移転は、公共事業の入札に関しては、特段有利に働く条件変更ではありません。それでも実行する真意は、「奥出雲を守る」、そして奥出雲で働く社員の生活を守る、という経営者としての意思表示です。

前述のとおり、吉川くんは建設業者としての吉川工務店の実力を高める一方、ラーメン店を開業するという飲食業への道を切り開きます。そのことは、それまで吉川工務店を守ってきた古株の社員にとって必ずしも歓迎される取り組みではないでしょう。吉川くんは建設業の後継者です。その後継者がラーメン屋に必死になっている。建設業をどうするつもりなのか。建設業を投げ出して外に出て行ってしまうのではないか。そう心配になるのが自然です。だから、「そうじゃない」という明確な意思表示が要る。そのひとつが、本社の移転と言う訳です。いかにも彼らしいやり方です。

その真意、直ぐに社員のみなさんに伝わるかどうかは分かりませんが、こういった大きな経営判断は、経営者の本気度を示すことには間違いありません。奥出雲の中心部に本社を移し、そこで建設業を続ける。それは、彼がライフワークとして示す「奥出雲を愛し、奥出雲を守る」ということのメッセージの形だということです。事業の維持存続を持って、そのことを是非体現してもらいたいと願っています。

そして、もう一つは採用。同じ奥出雲町内でも、中心部に近いエリアと、そこからは離れたエリアとでは就業環境も異なります。会社や地域をよく知らない若者が就職を選択するためには、町の中心部に立地する会社はアピール度が違うと言う訳です。事実、本社移転をきっかけに、社員を大幅に増やし、前述の地域外へのチャレンジに増員した社員を投入しています。一見やみくもに見えるチャレンジの裏に、緻密ではないが、したたかな計算もある。その勘所は、前述のとおり、多くの人と出会い、自分自身のハードルを上げて行く中で、一つ一つ身に付けていったものだと感じます。経営のベースはテクニックではなく、経営者の心の中にあります。経営者としの心をどう高めるのか。彼は、彼なりのやり方で一つの成功例を見せてくれているのだと理解しています。

報告にたくさんの仲間が集う

彼との出会いは、私の経営者としての学びのスタートラインとなった、島根経営品質研究会の講習会でした。そんなご縁から、当社の経営指針発表会には過去3回すべて出席してもらっています。その一方で、私は、彼のラーメン店「中華蕎麦奨」に週1回は必ず訪れ、店の様子や商品やサービスの品質など、チェックして時折報告しています。この3年間で、中華蕎麦奨はサービスも品質も大きく進化したと思います。まさに継続は力。また、私自身と彼は全く異なるタイプですし、私には彼の真似はできません。しかし、後継経営者であり、同じ公共事業の世界で仕事をしている仲間です。また、先代である父親との関わり方、会社に古くからいる社員との関わり方、多くの共通する課題も抱えています。だからこそ、様々な形でつながりを持ちながら、お互いにいい影響を与えながら、これからも一緒に成長できる仲間でありつづけたいと考えています。共に頑張りましょう!

2014
04.10

私はさほど風呂好き・温泉好きではありませんが、温泉開発を行う会社の社長として、温泉に詳しくなければ説得力がありません。そこで、仕事や私用で出かけた先で温泉を巡り、少しずつ記事にしていくことにしました。温泉ソムリエらしいコメントにも配慮したいと思います。

63箇所目は、島根県浜田市金城町の湯屋温泉「リフレパークきんたの里」です。訪問日は、2014年3月25日です。

リフレパークきんたの里 施設外観

リフレパークきんたの里は、温泉名としては「湯屋温泉」となっています。湯屋温泉は、同じく浜田市金城町内に入浴施設があり、その温泉と同じ泉源を使用しているのかと思っていましたが、一方で、施設内には“地元でも有名なミネラルウォーターの原水になっている”、との掲示もありました。この2つの関係はよくわかりませんが、ならばこの温泉で飲泉できるのでは?、とも思いましたが、施設内には飲泉できるような場所は準備されていないようです。なお、温泉のお風呂のお湯は飲用不可です。循環式ですので、このお湯を直接飲むことはできません。やはりミネラルウォーターを買い求めましょう。

湯屋温泉の泉質ですが、低張性弱アルカリ性冷鉱泉となっています。私が確認した範囲では、施設内に成分分析表の掲示が無かったため、詳細な成分については把握できませんでした。いずれにしても、アルカリ性の冷鉱泉ですので、成分的に強いものは含有されておらず、肌にやさしい入りやすい泉質であろうと考えられます。実際の入浴感も、弱アルカリ性の温泉らしい、適度なぬめり感が感じられるさっぱりとした感触です。湯あたりの心配も少なく、ゆっくりと過ごすのに向いていると思います。なお、温泉水自体は、加温、加水されているとの表示がありました。

内湯の様子(誰もいなかったので撮影)

内湯は長方形のシンプルな形状ながら、一部がジェットバスになっているタイプです。また、内風呂内で大きなスペースを占めるのが、アロマスチームサウナ。天然ハーブを通過させた湯気をつかったサウナのようで、美容や健康にも期待できる設備のようです。なお、浴室内に入ると直ぐに気がつくのが、“いいにおい”がするということです。最初、前述のアロマサウナがあるので、そのにおいが漏れているのかと思いましたが、サウナ内はさほど匂わず、別の香りでした。意図的に浴室内を芳香させているようです。これは好みが分かれるところかと思います。

露天風呂は、内湯よりも広々とした庭園スペース内に2種類の風呂が備わっていました。一つは大きな屋根つきの岩風呂風。もう一つは小じんまりしたジェットバス付きの檜風呂です。趣の異なる二つの露天風呂を交互に楽しむことができます。また、いずれも屋根付きなので、天候をあまり気にせず露天風呂が楽しめるのもいいところだと思います。なお、女湯の露天風呂にはジャグジーが備わっているようで、男湯とはまた違ったしつらえがあるようです。

洗い場は12箇所。仕切り付です。この仕切り、完全に個々の洗い場を区切っているわけではなく、床からアクリル板のような板が立ちあがっているスタイルで、初めて見ました。リンスインシャンプー、ボディソープ、そして、ヘアパックというコンディショナーが備わっていました。ロッカーは鍵付きのタイプでおよそ50個。ロッカーの上に籠も置いてあります。洗面台は4箇所で、大きな一枚鏡でスペース以上に広々とした印象を与えます。ドライヤーは2つありました。

この「リフレパークきんたの里」、“食と健康のリフレッシュパーク”と名づけられ、温泉施設だけでなく、レストラン、交流スペース(宴会場)、宿泊室、を備えた総合的なレクリエーション施設となっています。特にレストランでは、地元は浜田市内の特産品を素材に使ったメニューがいくつも提示してあり、地域外からの利用者の方の視点も意識しているところが魅力的でした。施設的にも大変広々として、高級感あるつくりが印象的でした。宿泊室、宴会場、温泉、ホール・レストランが四角形に配置されており、中心に広々とした中庭があります。中庭に面して廊下が配置されており、とても高級感ある造りになっています。また、中庭にはステージのようなものもあり、季節ごとのイベント等も準備されているのかもしれません。

広々とした中庭

利用料金は、大人(中学生以上)600円という設定。やや高めの印象ですが、施設のグレードは高く、全体として高級感ある造りですので、そのぐらいの価格設定が必要なのかもしれません。そのほか、営業時間が10時から22時まで(受付21時まで)と、営業時間が長いのも点も特徴の一つです。宿泊施設を備えているからこその対応でしょうが、遅い時間からでも思い立って入浴できるところは魅力的です。私が訪れた時間は、平日の夕方でしたが、レストランは大口の予約で埋まっていましたし、地元の温泉利用の方が多々食事に立ち寄られている様子もみられました。地元の交流施設として大いに活用されているようです。

島根県東部に住んでいると中々訪れる機会のないエリアですが、浜田自動車道の金城スマートICに近く、周辺にも様々なレクリエーション施設が立地しています。広域的な来訪者の方にとっても使い勝手のいい立地だと思います。また、浜田市内にも近く、浜田エリアでのレクリエーションや観光の拠点として、また宿泊先として、多様な活用ができる施設です。

2014
04.03

2014(平成26)年度がスタートしました。4月1日より、新たに2名の新しい仲間を迎えました。新体制は総勢22名、このメンバーで2014年3月15日(土)に開催した「平成26年度経営指針発表会」にて発表した第56期経営計画に基づいて事業運営していきます。また、今年度は、平成23年度末に策定した経営指針で定めた3カ年計画の最終年でもあります。単年度の成果に加え、中期的な成果も評価する年となります。そのことも踏まえ、経営指針発表会の最後に「来期に向けて」と題して参加者(当社の社員)に対して伝えたメッセージを再掲します。そこで示した3つのメッセージとその想いをここであらためて示し、今期の活動のスタートの決意にかえたいと思います。

平成26年度入社式

1.「人と技術が残る会社」を目指そう~新しい仕事・難しい仕事にこそ挑戦する~

「人と技術が残る会社」というメッセージは、新年度にあたり、我々の原点を見つめ直そうという意味で伝えました。

あらためて認識しておきたいのは、我々は“技術の会社”だということです。技術をサービスとして提供している会社です。我々が提供する価値の源泉。それは、当社が取り扱う領域「地質」「地下水」「地熱・地中熱」に関する「技術」です。技術があるから、お客さまや地域の課題を解決できる。技術があるから、お客さまから相談して頂いたり頼りにして頂ける。そして、その技術の源泉は、“人”にあります。個々の課題をその実情に応じて解決できる「技術者」で会社が成り立っている訳です。だから、「技術者」の「技術」を伸ばしていくことが会社の生命線であるということです。

社員一人一人の技術が伸びなければ、会社の成長は頭打ちです。しかも、同業他社よりも伸びていかなければなりません。現状維持であれば、それは衰退だと考えてます。決して生易しいことではないですが、やらなければなりません。そのポイントの一つに、新しい仕事、やったことのない仕事に挑戦する、ということがあると考えています。

新しい仕事、難しい仕事に挑戦するからこそ技術が身に付く、技術が伸びる、そういう発想が必要です。もちろん最初は大変です。思うようにいかないこともあるでしょうし、いい成果を残せないかもしれない。しかし、挑戦しなければ、いつまでも出来るようにならないし、新しい技術も身に付かない。誰しも最初から技術があった訳ではない、誰しも最初は新しい仕事にチャレンジしていた。それがいつの間にか、今までどおりの仕事を継続する心地よさに安住してしまっている。そのままでは、技術を持った“人財”を育て、残すことが出来ない会社になってしまいかねません。

これらのことを改めて認識し、一人一人が、技術を身に付け、技術を伸ばし、技術を継承する。それこそが、当社の存在意義をより明確にしていくと考えています。

2.新入社員・若手職員は我々の鏡~育って欲しいようにふるまう~

会社の出しているオーラが若い社員を染めてしまう。これは、島根同友会の幹部研修会において、広島同友会の求人社員教育委員長、川中英章さんが話された言葉です。

挨拶の出来る会社の社員は挨拶ができる。元気のいい会社の社員は元気がいい。その逆もある。怠けた職場では怠けた社員が育つ、ということです。だから、いい会社でこそ、いい人財が育つ。考えてみれば当たり前のことですが、その事実を認識することが必要だと考えています。当社も新卒社員を迎えるようになって3年目。これまで計4名の新入社員が入社しました。まだ僅かな期間ではありますが、皆元気に頑張ってくれています。そして最初に入った社員が今年3年目。大きく飛躍する年と言えます。

そこで先ほどの言葉を振り返れば、元気に育ってくれているということは、会社の状態はまずまずなのかもしれない。しかし、まだまだ彼らに足りない部分があるとすれば、それは経営者そして先輩社員の指導不足であるし、なによりその指導の前提となる、我々自身の姿が、“育ってほしい姿”に達していないのではないか、という捉え方もできます。だから、育って欲しいように振舞う。先輩が、まず自分が、襟を正す。そのことが、新卒社員がしっかりと育っていくためのベースであると考えています。毎年新たに社員を迎えることで、気持を新たに出来る機会をもらえます。それも新入社員を迎える意義であり、目的であると考えています。

協和地建コンサルタントでは、これからも毎年新卒社員を迎えます。それが会社の発展につながると確信するからです。そして、若い社員を自分の鏡として、経営者や先輩社員は自分自身をさらに高めていける。そんなよいスパイラルが生まれることを期待し、これからも人財の獲得と育成を進めて行きたいと考えています。

3.経営者は「アンバランスをつくる」のが仕事

島根同友会の代表理事を務める㈱コダマサイエンスの小田代表取締役が良く話をされる言葉です。

社員のみなさんというのは、基本、保守的だと思います。新しい仕事、やったことない仕事は出来るだけしたくないし、慣れ親しんだ安定した仕事を継続したい、と思う人が多いのが普通だと思います。しかし、それでは会社が衰退してしまいます。「現状維持ではだめなのだ」ということを小田代表は常に話されます。それを端的に表現するのが「経営者はアンバランスをつくるのが仕事」という言葉です。

私も、社員のみなさんの生活を安定させ、安心して働ける会社を創りたいと考え、経営を実践しています。それを社員のみなさんも求めていると思います。しかし、それは、今までどおりの仕事を今までどおりに続けることとイコールではありません。言うまでもなく、世の中は常に変化し、お客さまや地域社会において求められるものは日々変わっていきます。ライバルは厳しい競争に勝ち抜くために能力を高めています。その中で、現状維持のままの会社が永続的に続くはずはありません。

それを打破する方法の一つが、「社内にアンバランスをつくる」ということです。アンバランスとは、安定を崩すこと。新しい取り組みもそうでしょうし、人事・要員のメリハリ、新卒採用もそれに含まれるでしょう。会社を活性化させ、将来に向けた安定を確保するために不安定を創りつづける。新しいことに取り組んだり、従来のやり方を変えようとしたりするとき、社員から反発を受けることもあります。それも分かります。しかし、それでも、アンバランスを創る事が経営の大きな秘訣であり、結果的に社員のみなさんの幸せにつながるのだと認識し、強い意志を持って続けていきたいと考えています。

平成26年度経営指針発表会交流会(別バージョン)

2013(平成25)年度は、おかげさまで私が社長に就任以降、最高の業績を上げることができました。社員のみなさんと、支えて頂いたたくさんのみなさんのおかげです。本当に感謝しています。その一方で、いい業績だったからこそ、新年度はどうなるだろうか、さすがに次は前期を下回るのではないだろうか、等という不安がこみあげてきます。しかし、そういう状況だからこそ、新年度早々からスタートダッシュして様々なことに取り組まねばならない、という強い気持ちが湧いてきます。動きが早くなります。その一つ一つの動きがまたいい結果を生みだすはずです。そう信じて、新年度のスタートを切り、また1年後に素晴らしい成果を報告できるよう、努力していきたいと考えています。