島根県中小企業家同友会

第40回青年経営者全国交流会in島根に向けて~島根から突き抜けてスゴイ青年経営者を~

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島根県中小企業家同友会では、2012年10月4日(木)~5(金)にかけて、第40回青年経営者全国交流会in島根(以下、「青全交」といいます。)を開催します。中小企業家同友会に所属する全国の青年経営者が数百人単位で集まり、経営に関する様々な議論を交わす学びの場です。私も、実行委員会の一翼を担わせて頂くこととなりました。開催に向けた準備が、着々と進められています。

先日も第6回目となる、実行委員会が開催されました。その中で、この数回、「なんのために青全交をするのか」というテーマで全体討論を行っています。昨年の11月にも一度同じテーマでブログを書きました。その後、開催まであと半年あまりというこの時期に至って、まだそもそも論を議論するのか、と感じられるかもしれません。しかし、ある団体の全国大会が開催されることには、受け入れる側の地域にとっては、単に人が集まった賑やかな一過性のイベントにせず、“その先どうなるのか”を見据えて取り組むことが大事だと考えています。

「ああ終わったやれやれ」という疲労感だけ残る行事なら、ほどほどにやればいい訳ですが、島根同友会としては、その先を見据え、活動しています。議論すると実に奥深いテーマで、実行委員会のメンバーそれぞれも捉え方が違います。先日も委員それぞれの想いを聴き、色々と考え、気づく機会を頂きました。

そこで今回、私自身は、「なんのために青全交をするのか」をまとめてみます。同友会の内部的な話も多く含み、説明が足りない部分もあると思いますので、ご承知おき下さい。なお、この記事は、この島根青全交を盛り上げるために実行委員が交代で書いているブログ「第40回青年経営者全国交流会inしまね」に私が投稿した記事を一部修正したものです。

1.何のために同友会に入っているのか?

まず、青全交は同友会活動の一環であり、同友会に入っているからこそ、青全交にも関わることができます。だから、なぜ同友会に入っているのか、を再確認しなければなりません。ただ、これは簡単です。私にとっての入会理由は、「自分の会社をよくするため」です。“よくする”と言うのは、売上・利益等の業績面もですし、社員がいきいきと満足して働ける職場にする、といったこともそうですし、自分自身が経営者としての高みに近づく、ということもあります。他にも色々あるでしょう。

ですので、私は(他の人も大方そうでしょうが)同友会のために同友会に入っている訳ではなく、同友会が自社よくするために役立ちそうだから入っています。だからもっといい会があればそちらに行くかもしれませんし、自社をよくするために役立たなくなれば退会します。幸い、現在は例会でたくさんの気づきを得て実践につながったり、経営指針策定でお世話になったり、他県の活動を垣間見て大いに刺激を受けたり、役に立つことばかりなので同友会には本当に感謝しています。しかし、基本的なスタンスは前述のとおりで変わりはありません。

2.何のために青全交(青年経営者全国交流会)をするのか?

前項のとおり、私は自社をよくするために同友会活動をしていますので、青全交も「これをやることで自社がよくなることにつながりそうだ」と考えているから、実行委員を引き受けています。なぜ、自社がよくなることにつながりそうだと考えるかと言えば、少々説明が長くなります。それには、短期的なことと中長期的なことがあります。

短期的なことは、自分自身の学びと実践に関わることです。端的に言えば、”交流の拡大による学びの深まり”と言えるでしょう。全国の優れた経営者のみなさんと交流し、学びを得てそれを実践する。そのことで、自社をよくすることにつながるだろう、いや事実つながっています。

ですが、これは「島根でやる意味」にはつながりません。なぜなら、全国の優れた経営者から学びたいのであれば県外で開催される全国大の会合に行ってそこで学べばいいことです。島根で開催されれば、その時、島根に優れた経営者がたくさん来られるというメリットはあっても、それは我々の旅費と時間が多少少なくて済むという程度のもので、本当に必要があれば県外に出向いて行けばいいことです。なので、島根で青全交をやる意味には、中長期的な観点、その後どうなるのか?という観点が大事だし、そこに本質的なやる意味があると考えています。

3.青全交後、突き抜けてスゴイ青年経営者が島根に現れる

島根で青全交をやる中長期的な意味、言いかえれば青全交後に何を残すか?、とも言えましょう。私の理解としては「突き抜けてスゴイ青年経営者を輩出する環境づくり」だと考えています。普通に言えば、島根同友会青年部の活性化、飛躍、革新、といった表現になるかもしれませんが、青全交後、同友会青年部が活性化した結果としてどうなって欲しいのか?、までイメージしたいと考えています。私は、青全交が「島根の地に、突き抜けてスゴイ青年経営者が、次々と現れるような場、グループ、環境、を造るきっかけになる」と、期待しています。

「突き抜けてスゴイ」というのは特に定義がある訳ではありませんが、業績面、運営面、人格面、など他の追随を許さない自他共に認める存在、尊敬できるみんなの目標、そんな経営者。しかも、”若くして”そんな高みに達している経営者が出てきてほしい。少々スゴイのではなくて、別格にスゴイ。そういう人が必要です。それを生み出すために、全国の優れた経営者の方々との交流、そこから得られる継続的な学びが必要で、青全交はそのきっかけになりうる。自分がそうなれれば一番いいですが、仮にそうなっても一人では足りない。複数で影響力しあうパワーが島根には必要だと考えています。

突き抜けてスゴイ経営者が複数いて、お互いにライバルとして切磋琢磨する。彼らはさらに若い経営者を目標となり指導者となり全体がレベルアップし続けている、その中からまた次世代のトップ若手経営者が現れる、そして当然地域の経済を引っ張っている。そんな姿ができれば、当然私自身もそこから痺れるような刺激を受け、学びを得て、競って実践し、自社の事業を発展させている。そんな壮大な未来を、敢えて期待したいと考えています。

そんな未来が来ると信じれば、青全交の準備に時間をかけることなど大した手間ではありません。私自身は、そう信じて、今後とも青全交開催に向けて取り組んでいきたいと考えています。準備を尽くし、10月4日、5日の青全交を楽しみに迎えたいと思います。

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